韓国見聞録
2010年1月30日
先日のサッカーアジアカップの日韓戦で、韓国の選手がゴールを決めた後に猿のものまねをしたということでちょっとした事件になった。
この「猿のものまね」というのは紛れもなく日本人を嘲笑する行為であり、俗に日本を蔑視する表現としてイエローモンキーと言われているものを再現したと捉えてよいと思う。
この選手は試合後にこの行為についてインタビューを受けた際に
「私はサッカー選手である以前に大韓民国の国民です」
と言ったらしい。これは本人が本物の猿のものまねをしたわけではなく、日本への侮辱行為のを行ったということを認めた形になる。
普段、こういった行為を取った韓国人は、他の韓国人から賞賛の声を浴びせられたり、さらに日本を軽蔑する行為に発展したりするパターンが多い。
しかし今回はなんだか様子が違う。
猿のものまねをした選手の方が韓国人から批判を受けているようなのだ。
これは今までにあまり見られない兆候であり、韓国人が日本人を庇うこと自体が珍しい。
私が考えるに、この事件は正々堂々とスポーツでの勝負を挑むにあたり、第三国の聴衆がたくさんいる中で相手のチームを侮辱すると言う行為を批判したものであるかもしれない。
スポーツマンシップに反し、試合中にそのような行為をするのはいくら過去の悲しい歴史があるにせよいただけない。
もう一つの私の考えはこうだ。
この時の日韓戦は前半・後半で試合に決着がつかず、延長戦にもつれこみ1点を先制した日本が逃げきろうとして最後の最後に韓国に1点を返され、ついにはPK戦になってしまったという試合内容。
まさに熾烈な試合で120分以上の長丁場を日韓の選手が戦い抜いたという感動的な善戦だった。
そんな感動的な試合ですが、その選手が猿のものまねをしたということで「美しい試合に水をさした」ということとなり、相手選手をスポーツ以外で攻撃したということが韓国国民の怒りを買ったのかもしれない。
神聖なスポーツの試合中に個人の思想が行動として体現されてしまい、国際試合の最中に試合以外で相手国を攻撃もしくは挑発してしまったということはこれが一番かっこ悪かったのかもしれない。