スペイン世界遺産エッセー/サンティアゴ・デ・コンポステーラ
④聖ヤコブ(サンティアゴ騎馬像)街並みの快適さはさておき、この街を訪問するたびに気にかかっていたのは
大聖堂で目にする騎馬の聖ヤコブ像(下写真)です。
キリスト教、特にカトリックは聖母マリア信仰があつく、
隣人愛、母性愛を説いているはずなのに、
この聖人はモーロ人イスラム教徒を虫けらのように殺しているではありませんか。
違和感を感じざるをえませんが、いったいどういうことなのでしょうか。
ヨーロッパ文化、特に宗教がらみの文化については理解できないことが多々ありますが、
この聖人の騎馬像もそのひとつでした。
そこで無謀でありましたが、独断的にその原因を探ってみようと試みました。
結果、何事も原点に立ち返れば理解が容易になることを悟り、
この件についても宗教の原点である神話にまで遡ってみました。
写真はモーロ人(イスラム教徒)を打ち殺す騎馬の聖ヤコブ像、
白馬に乗った聖ヤコブが剣を振りかざしています、
このような像が聖堂内の礼拝堂におかれ、信仰の対象となっていたのでしょうか。
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