このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
スペイン世界遺産エッセー/サンティアゴ・デ・コンポステーラ
⑤神話とキリスト教
宗教を古代神話の世界にまで遡れば、
そのもとを
「地母神信仰」と「英雄信仰」
に2大別できるようで、
前者は自然との共生、後者は人間の創意工夫を重視する考えにもとづいているようです。
理屈ぬきに人間の本能から自然に生じる信仰のようで、
キリスト教も根本はこの二つからなり、
長い時代の要請によりその重点が変遷しながら一方に偏ってきたように思えます。
つまり、戦乱の時代は敵から民を守り、国をしっかり統治してくれる英雄待望、
安定の時代には共生を尊重しようとする地母神信仰が色濃く出るようで、
それらがイエス・キリスト(一種の英雄)崇拝、聖母マリア崇拝となってあらわれていると言えるかもしれません。
写真はサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂のプラテリア門、
タンパンの彫像群はロマネスク時代のもの?
旧約の預言者、新約時代の聖人・・などのようです。
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つづく⇒世界遺産エッセー/サンティアゴ・デ・コンポステーラ/国土再征服運動と聖ヤコブ
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