このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
スペイン旅行つれずれ/トレド
歴史③
711年イスラムのタリク(将軍?)が新たな支配者となり、
以後5世紀に渡りイスラム教徒の支配が続けられます。
この間、大半の人口を占めるイスラム支配下のキリスト教徒(モサラベ)はイスラム支配者から尊敬され、
共存が許されたため、ギリシア・ローマ文化、西ゴートキリスト文化を、
1085年にアルフォンソ6世王が再征服するまでの間、守りつづけることになりました。
イスラム支配時代、11世紀のタイファ王国は他宗教に非常に寛大であり、
支配者のイスラム教徒と被支配者のキリスト教徒との異教徒間文化交流が果たされます。
そして、アルフォンソ6世王が1085年に統治者となり、
異教徒共存政策としてキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒のそれぞれの居住区に自治特権を与えます。
この政策を背景にトレド翻訳学校(グループ)が誕生、
哲学、文学、科学の古典を翻訳し後の時代のルネサンスへと受け継がれていくことになります。
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