スペイン旅行のためのヨーロッパ建築
様式の流れ

西洋建築は基本的には石を積み重ねたもので、
その様式の流れは、「柱と梁」の推移とも言うことができます。

古典様式

ローマ神殿/メリダ(スペイン)	左写真のローマ神殿は円柱とまぐさ石(梁)が完璧なサイズ・形・プロポーションで組み合わされています。これが古典様式で西洋建築の原型。	ローマ劇場/メリダ(スペイン)
	右写真の半円形ローマ劇場では、ギリシア時代からの美しい円柱が２層に積み上げられていますが、まだ屋根を支えるアーチは見られません。屋根の部分だけが崩れ落ちてしまっています。
ローマ道/メリダ (スペイン・エストレマドゥラ地方)	左写真/古代ローマ人は建築の天才といわれていますが、軍事道を整備する必要から生まれた才能のようです。 右写真/軍事道を堅固にするにはしっかりした石の橋が必要でした、多くのローマ橋や水道橋が今でも現役です。	ローマ水道橋/メリダ (スペイン・エストレマドゥラ地方)
※参考　まぐさ石からアーチヘ
①切石による素朴な門、 開口部を支えるのは 長い切り石のまぐさ石。	②切石をくさび形に組み合わせた アーチに進化。	③このアーチを縦に並べると 頑丈な屋根、 横に並べたのが水道橋。
メリダ(スペイン)	メリダ(スペイン)	メリダ(スペイン)
プレ・ロマネスク〜ロマネスク様式へつづく
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