このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

スペイン旅行のためのヨーロッパ建築

様式の流れ/プレ・ロマネスク様式〜ロマネスク様式

プレ・ロマネスク様式

ローマ帝国崩壊に伴い古典様式の継承者が消滅、地方建築が独自に発展した時代のもの。


サンタ・マリア・デル・ナランコ
/オビエド
(スペイン・アストゥリア地方)



左写真はスペイン王朝黎明期の建物で、狩猟用の離宮。内部は二階建てで当時としては対面積の高さが大きい。開口部に古典様式の名残り。

サン・ミゲル・デ・リリョ/
オビエド
(スペイン・アストゥリア地方)


右写真は左のサンタ・マリアと対の建物、礼拝に使われていました。細部はスペイン王朝の先祖である西コート族と当時隆盛を誇っていたビザンチン美術の影響を受けているとのこと。

ロマネスク様式

キリスト教会の建築様式、地方建築をグローバル化したもので、ローマ時代風の半円アーチが特徴。


サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院
サント・ドミンゴ・デ・シロス
(カスティーリャ地方)




左写真の修道院回廊は円柱と半円形アーチが優雅に洗練。ロマネスクとはいったん途切れてい古典様式がローマ風に復活したもの。

サンティリャーナ参事会教会/
サンティリャ−ナ・デル・マール
(カンタブリア地方
)


右はロマネスク教会の外観。正面の半円形アーチを持つファサードが美しい。建物は頑丈で戦乱時には要塞としても利用された。

ゴシック〜ルネサンス様式へつづく

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