このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

太陽海岸の白い村/シニアのためのスペイン旅行

長大な太陽海岸に沿うようにして大小の山脈が複雑に並走、
その基本構造はアルブス系の特徴を有し東西に走るものです。

西側では最高海抜1919mの
ロンダ山脈が控え、数多くの大小の支脈や谷を複雑に伴っています。
南山腹は急峻な崖、頂上部は比較的平坦、北には緩やかに高度を下げていくという様相ですが、
所々に大きな断崖(断層?)が形成されています。
複雑な形の山腹や断崖の上に、
ロンダ、ウブリケ、グラサレーマ、カサレスなどの
鮮やかな太陽光に映える白い村々が点在し「白い村巡り」の観光コースを形成しております。

東には巨大な
ネバダ山脈が、イベリア半島最高峰(3482m)の万年雪を抱いたムルアセンを有しています。
南山腹には温泉療養とミネラル・ウォーターで知られるラン・ハロンを入り口として
オルヒバ、ブビオン、カピレイラなどのラス・アルプハラス地域があり、
イスラム色の色濃い白い村が連なっています。

両山脈の間では、マルベーリャの北のビアンカ山脈では
オヘン、ミハス山脈にはミハス
ネルハのあるテヘダ山脈では
フリヒリアーナなどの白い村も散在しています。

ロンダ


 ロンダの断崖、マルベーリャからロンダへのルートは急峻な断崖が立ちはだかりますが、そこを越えると広大な平坦地に入ります。そして断層によるのかナップ現象によるものかはしりませんが、所々に断崖が散在し、ロンダはそのひとつに築かれた町です。断崖上の四角い建物はパラドール。

アルコス・デ・ラ・フロンテーラ



 ロンダ山脈の西はずれにあるアルコス・デ・ラ・フロンテーラですが、こちらも断崖の上に築かれた村(町?)です。写真右はパラドールのカフェテリアからの眺望。

グラサレーマ



 写真は左はグラサレーマ、「白い村巡りコース」には入る村で、素朴な村の佇まいとあいまって周辺の山岳景色(写真右)は圧巻です。乾燥したアンダルシアにありながらスペインで最も雨量が多く、緑豊かな山岳平坦地にあります。ピンサポという松の植生地としても世界的に知られいます。

ミハス





 写真左はミハス、地中海に面するミハス山腹に密集しています。毎年塗り直す石灰の白壁は地中海の鮮やかな太陽光によく映えます。右写真はミハスの公園展望所から見下ろした地中海岸。時折、アフリカ大陸がくっくりとその姿を現します。

ラス・アルプハラス


 写真右はラス・アルプハラスの白い村、ネバダ山脈の南に位置し、深い谷を形成する山腹に張り付いています。追放されたイスラム教徒の住み着いた地域とのこと。


 写真左はカピレイラの村、山腹の斜面に設けられた四角い箱のような家並みが独特です。右写真はシエラネバダの山麓に位置するオルヒーバの町。

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