このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
イベリア半島北部を東西に横断するピレネー山脈はアルプス山系に属しています。
海底に堆積した軟らかい堆積土が褶曲により盛り上がったもので、
ヨーロッパを東西に走る他のアルプス山系と共通しています。
、
他と異なるのはピレネー山脈はかなり複雑な構造をしており、
褶曲した石灰質の堆積山脈を中核部分で古生代の花崗岩質の岩塊が突き上げ、
南北に分断、周辺に外帯地域(前山山脈や陥没盆地)を産み出しているとのことです。
東西の幅は大西洋のビスカヤ湾から地中海のクレウス岬まで、約500kmに及び、
南北をフランスとスペインとに隔てています。
高度はアラゴン(中央)ピレネーか゜最も高く、最高峰はアネト峰(3404m)で、ポセト峰(3371m)
そして世界遺産登録のペルディド山(3352m)などが連なっています。
西部はバスク地方で大西洋に沈み込みますが、
途中のナバーラ地方のイバニェタ峠ではサンティアゴ巡礼のスペイン入り口となり、
緩やかな盆地となっているピレネー外帯地域へと巡礼路が繋がっています。
東部はカタルーニャ地方にあたり相対的に急峻に地中海に沈み、ブラバ(険しい)海岸を形成。
東西に走るピレネー山脈には一連の険しい谷が花崗岩や石灰岩地帯を南北に削り取り、
アラゴン地方ではべナスケの谷、
カタルーニャ地方ではアランの谷、世界遺産のボイの谷などを構成、
また構造に平行する平地(谷)はオルデサ国立公園(世界遺産のペルディド山を含む)と
アイグエス・トルテス国立公園として保全、観光化されています。
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