スペイン旅行のためのヨーロッパ地形

　造山運動・ヘルシニア期

スペインのメセタ高原、フランス中央山塊、ドイツの黒い森、ボヘミア盆地・・・

ヘルシニアン(またはバリスカン)造山運動は古生代末・石炭紀の運動で、
前ページ地図 の扇の枠に挟まれた広い地域、
全ヨーロッパに幅広くＷ字型に広がり、複雑な地形を残しています。

景観は低い山地、断崖、台地、盆地、平原などで、
これらに後の時代の堆積層が加わったものです。

岩質は結晶岩質でこれが褶曲し山地化、さらには、これ以前の褶曲山地帯と同様に、
侵食により平原となり、上部は堆積層を形成しています。

中生代初期には全ヨーロッパは侵食がすすみ、
すりへった台地群と広く浅い海が取り囲み、南側にはテチスとよばれる海に膨大な石灰層が堆積していました。

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