このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

シニアのためのカンタブリア地方

西はヨーロッパ峰でアストゥリアへ連なり、東はカンタブリア海岸沿いにバスクへ
「緑のスペイン」、「海のスイス」と呼ばれる地方のひとつ、

小さいけど牧歌的で美しいカンタブリア地方です !!


カンタブリアリ地方、サン・ビセンテ・デ・ラ・バルケラ

写真はサン・ビセンテ・デ・ラ・バルケラ、美しい入り江の漁港です。

◇アンダルシア地方各県ごとのご案内は 下欄よりアクセス

カンタブリア地方の概説

カンタブリア地方略図
[地名由来]
 古代カンタブリア地方の住民は敗戦による処刑時、十字架上で誇らしげに自らの言語で歌を歌う習慣があったとのこと。歌うはスペイン語で "CANTAR (カンタール)" 関係あるかもしれない ??
[面積] 5,282k㎡ ( 全国土約 1.04% )
[人口] 約51万人 ( 全人口約 1.30% )

[地理・気候] 
 「緑のスペイン」とは、イベリア半島中央の広大なメセタ高原と大西洋の一角にあるカンタブリア海とにはさまれ、スペインでは珍しく温暖で湿潤な帯状地帯の総称。カンタブリア地方はこの中央にあり、「海のスイス」とも呼ばれています。西端のカンタブリア山脈最高峰であるピコス・デ・エウロパ(2,648m)は、すぐ足元に迫るカンタブリア海への落差が大きくその景観は迫力満点です。山麓の起伏に富んだ土地では放牧、果樹園などが営まれ、海岸はリアス式で入り江が陸地に奥深く食い込んでいます。カンタブリア地方は入り江と山脈、漁村の組み合わせが美しい地方です。

[歴史・文化]
 昔、住民は「ビスカヤ」と呼ばれ、海に山にとその勇猛さで知られていました。仕事における粘り強さも特徴のひとつで、コスタ・ベルデ(緑の海岸)沿いの港町ではかって鯨漁で活躍。キリスト教文化世界でも大きな足跡を残し、ピコス・デ・エウロパ山中のリエバノ谷は聖書写本で世界的に知られています。原始時代のアルタミラ洞窟壁画はあまりにも有名ですが、このカンタブリア地方の海岸丘陵地帯が人間の居住地として一等地であったことが、現場に立つと実感することができます。カンタブリア地方、カンタブリア山脈

[観光ポイント]
 カンタブリア山脈・ピコス・デ・エウロパ(ヨーロッパ峰)のハイキング、つり、ハイキングなどの山岳リゾート、カンタブリア海岸での海岸リゾートなどが魅力。カンタブリア地方州都のサンタンデールは大きな砂浜を有し、夏の避暑地としてスペイン人に人気があります。前述のリエバノの谷、アルタミラの洞窟などは文化と自然が調和した貴重な遺産といえます。サンテイリャーナ・デル・マールは洗練された小さな歴史街、サン・ビセンテ・デ・ラ・バルケラは風景の美しい漁港の町です。

カンタブリア地方の古都と小さな町をご紹介

下図をクリック、カンタブリア地方それぞれの古都や小さな街へアクセス出来ます。  
カンタブリア地方

☆ カストロ・ウルディアレス カンタブリア海ベルデ岸の港町
☆☆ フエンテ・デ  カンタブリア山脈の観光拠点
☆ プエンテ・ビエスゴ  原始洞窟のある町
☆ ポテス(リエバノの谷)  カンタブリア山脈、聖書写本でしらる美しい谷
☆ サンタンデール  州都、ベルデ海岸の港町
☆☆ サンティリャーナ・デル・マール  アルタミラ洞窟の近く、中世の佇まい
☆ サン・ビセンテ・デ・ラ・バルケラ  カンタブリア山脈を遠景できる美しい港町
レイノサ  メセタ高原北縁、カスティーリャ地方との境界
シニアが味わうスペインの旅

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