このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

シニアのためのバレンシア地方

メセタ高原東縁山脈と地中海の砂浜に挟まれた、年間を通して気候温暖なバレンシア地方、
カステリョン、バレンシア、アリカンテの三県で構成されます。


バレンシア語が話され、オレンジ・パエーリャ・火祭り・リゾートで知られる地方です。

バレンシア地方、アリカンテ

写真は地中海岸のリゾート都市アリカンテの様子。

◇アンダルシア地方各県ごとのご案内は 下欄よりアクセス

パレンシア地方の概説

バレンシア地方略図
[バレンシアの地名由来] Valentia(勇敢の意味)と関連?
[面積] 23,305k㎡(全体の4.6%)
[人口] 365万(全体の9.1%)

バレンシア地方、オレンジ[地理・気候] 
 バレンシア地方は東側を地中海、西側をイベリア山脈とベティカ山脈にはさまれた狭く細長い帯状の地域。海岸線はバレンシア周辺がアサアル(Azahar)海岸、アリカンテ周辺はブランカ(Blanca)海岸と呼ばれ、大衆的なリゾート地として人気があります。バレンシア地方の気候は地中海性で、降雨量は少なく、年間を通して温暖です。中世の頃から灌漑が進み、アルブフェラと呼ばれる潟湖のような水田では米作が盛んであリ、その米を調理したのがパエーリャ。また、このアルブフェラでは渡り鳥の生息、うなぎの養殖も風物となっています。内陸では豊富な日光を活かしてバレンシア・オレンジがいたるところで栽培され、世界中に輸出されています。

パレンシア地方、公設市場[歴史・文化]
 バレンシア地方では中世のイスラム教徒支配の時代に灌漑施設がしかれ、それらが現代にも引き継がれています。前述のアルブフェラはその典型。また、イスラム支配時代からの名残りである灌漑利用権についてのバレンシア地方特有の裁判制度も継続されています。13世紀ごろには、映画でも上映され、中世武勲詩で知られる英雄「エル・シド」が現在の州都であるバレンシアの町を一時統治したことがあります。言語はスペイン語でもなく、カタラン語でもなく、バスク語でもなく、ガリシア語でもないバレンシア語が話されるバレンシア地方です。
[観光のポイント]
 バレンシア地方のアサアルとブランカの二つリゾート海岸は降雨が少なく、冬でも温暖、年間を通して利用できます。春のバレンシア火祭りはスペイン三大祭りのひとつ。農産物・魚介物の豊かな産地で、スペインでもっとも豊かな農業、漁業の産物をあふれるように陳列している公設市場、見渡す限りのオレンジ畑、のどかな潟湖でのうなぎ養殖など、バレンシア地方特有の伝統的な産物やその生産の様子を覗いて見るものも興味深いものです。カステリョン県のペニスコラは映画「エル・シド」の撮影舞台となった岬の要塞町。

バレンシア地方の古都や小さな町をご紹介

 〜各県ごとの概説からそれぞれの古都や小さな街へアクセス出来ます〜

☆☆バレンシア県
火祭りの都市バレンシアが県都、スペインで最初に春を迎える港町です。
  ☆☆バレンシア   サグント

☆カステリョン県
ペニスコラ
の要塞から望む地中海は雄大。
  ☆☆ペニスコラ   カステリョン   ベニカルロ  

☆アリカンテ県  
ブランカ海岸には多数のリゾート地があり避暑、避寒ともに人気、アリカンテ、ベニドルムなどその代表。
  ☆アリカンテ   エルチェ   ☆ベニドルム   ☆グアダレス   ハベア   アルコイ   デニア
シニアが味わうスペイン旅行

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