このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
バスク地方の概説 | |||
[地名由来] バスク地方の地名は " GASCUENA " (バスク人の土地の意味)が変化したもの。旧バスク民族領域は現地域より広く、フランスにもまたがっていました。そこで話されていた言語は他のヨーロッパに共通する印欧語とはまったく異なリ、起源は不詳とのことです。 [面積] 7,261k㎡(全面積の約 1.43% ) [人口] 約204万人(全人口の約 5.2% [地理・気候] バスク地方はイベリア半島北部の「緑のスペイン」と呼ばれる湿潤帯東端部のフランスとの国境域に位置します。カンタブリア山脈とピレネー山脈が交差する地域で、前方には大西洋のビスカヤ湾が控えます。地形は起伏に富み、フランスとはピレネー山脈とビダソア河口により国境を接しています。 [歴史・文化] バスク地方の先住民はイベリア半島に最も早くから定住、ケルト族よりも古いとの説もあります。言葉は他のヨーロッパ諸族の言語母体である印欧語とは異なり、この地方特有の言語が話され、かなりの程度のバスク民族としての純粋さが守られているとのことです。キリスト教によるグローバル化の時代までは自主独立の気運が高く、その象徴としての「自然の法」が長く遵守されてきました。現在のバスク地方はアラバ県、ギプスコア県、ビスカヤ県から構成されますが、同様の言語・文化を共有するバスク人はフランス側にもまたがって居住しています。 ピカソの巨大な絵画作品である「ゲルニカ」はこのバスク地方の小さな町であるゲルニカが爆撃されたことに対する抗議であることはよく知られていますが、このような悲劇の背景にはバスク民族の自主独立を重んじる気運が非常に強く、独裁政治体制にとっては目障りであったことがあるようです。現在でもETA(祖国バスクと自由)組織が反政府運動を繰り広げスペイン政府の悩みの種を播きつづけています。 [観光ポイント] カンタブリア海岸西部のビスカヤ県はバスク地方で最も工業化の進んだ地域で、県都でありバスク地方の都でもあるビルバオはホテル、ショッピング、レストラン、美術館などの観光資源がよく整備されています。東となりのギプスコア県には海岸の美しいサン・セバスチャン、古代ローマ人定住地跡のオンダリビアなどがあり、フランスへの出入り口になっています。アラバ県は他の県と異なり海岸を持たない内陸県で、歴史的に鉄、銅、亜鉛など鉱床が豊かであっことで知られています。サリナス・デ・アニャーナという小さな村の塩坑は周辺ののどかな景色とあいまって心地よい村も存在します。バスク地方で際立つのは観光もさることながらグルメの地方であるということで、フランスの影響からか調味料にこだわり、素材を入念に下ごしらえするのが特徴であるとのことです。 | |||
バスク地方の古都や小さな町をご紹介〜各県ごとの概説からそれぞれの古都や小さな街へアクセス出来ます〜 | |||
アラバ県 バスク唯一の海岸のない県、リオハ地方と接しリオハワインの産地でもあり、ラ・グアルディアがその中心。県都はビトリア。 ☆ラ・グアルディア ☆ビトリア アニャーナ ☆ギプスコア県 フランスとの国境を接する県、県都はサンセバスチャン。 ☆☆サン・セバスチャン ☆オンダリビア イルン オニャティ ☆ビスカヤ県 大工業都市ビルバオが県都でもあり州都でもあります。 ☆ビルバオ ゲルニカ ☆ベルメオ エランチョベ グェチョ バルマセダ レケイティオ | |||
シニアが味わうスペイン旅行 |
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