このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

スペイン旅行のための食事




メニューについて


言葉・習慣に不慣れな地での食事はやさしそうで結構難しいもの。
特にヨーロッパラテン系の国では語学堪能者でも思い通りにいかないことが多いようです。
ア・ラ・カルテ・メニューを読みこなすには詳細な料理素材に加え、
文学的表現の料理名を覚えなければなりません、
欧州人に日本の漢字を覚えさせるようなものかもしれません・・・。


幸い、スペインには日替わり定食(メニュー・デル・ディア)という便利なものがあり、
これをマスターすれば食事に困らず、そこそこ食を楽しむことができるようになります。

定食

主に昼食の時間帯、バールやレストランの入り口に黒板や専用のボードを使用し
" Menu del dia " (メヌー・デル・ディア=その日のメニュー)と表示された割安な定食が用意されます。
内容は以下のようになっており、地元民には料金の手軽さ、観光客には注文のしやすさで非常に人気のある食事形態です。

●前菜 (第一皿 Primer Plato プリメル・プラト)

 主にスープ(Sopa ソパ)、サラダ(Ensalada エンサラダ)、パエーリャ(Paella )、パスタなどで構成。

●メイン (第二皿 Segundo Plato セグンド・プラト)

 肉(Carne カルネ)、魚(Pezcado ペスカド)、魚以外の海鮮物(Marisco マリスコ)など。
海鮮は高級になるので定食として出されることは比較的少ないようです。

●デザート (Postre ポストレ)

 ケーキ(Tarta タルタ)、アイスクリーム(Helado エラド)、、フルーツ(Fruta フルタ)、、ヨーグルト(Yogurt ョグルト )、
プリン(Flan フラン)、など。高級レストラン以外は市販の簡単なもので済ませることが多くなります。

●飲み物 (Bebida ベビダ)

 ミネラルウォーター/炭酸入り、炭酸なし ( Agua Mineral アグワ・ミネラル/con gas コンガス、sin gas シンガス)、
ワイン/赤、白、ロゼ (Vino ビーノ/Tinto ティント、Blanco ブランコ、Rosado ロサド)、ビール(Cerveza セルベーサ)など。
コーラ、ジュース類は無理ではありませんが、食事の時は味を損ねるということで一般的ではないようです。
お水は慣れてくるとガス入りの方が消化によくおいしく感じられるようになります。

注文は以上の各種目のうちから一品づつ選びますが、
慣れないうちは上記の第一皿のスープ、サラダ、第二皿の肉、魚の区別、
それと水とワインの注文ができればとんでもない失敗はしなくてすみます。

仕上げのコーヒーは別料金になり、ウェイターへのチップにあてるレストランも多いようです。
料金は普通のバールのレストランで10ユーロぐらい、
パラドールのような中級クラスのレストランで40〜50ユーロぐらいが目安です。

ア・ラ・カルテ

定食とア・ラ・カルテでは同じ料理でも内容が異なり、ア・ラ・カルテはボリュームが多く料金が高いのが一般的です。
よほど慣れないとメニューは読みこなせないので、肉、魚、スープ、野菜と区分けして記載されているので、
これだけを判断し、あとは値段やウェイーターにおすすめを聞くようにして注文するのが現実的だと思います。
慣れてくれば、徐々にお好みの料理もわかってくるので、メニュー選びが楽しくなってきます。

タパス

基本的にはバールでのお酒のおつまみです。だからといってお酒はのまなくても、
お水やジュースとタパスで腹ごしらえしてもなんら違和感はありません。
タパスには大体パン(かなり硬いものですが、結構おいしいです)がつきますので日本人には食事代わりにもなります。
トルティーリャが最も安く人気があるタパスで、日本の立ち食いうどんに相当するようなものかも知れません。
ちなみに、タパスではありませんが、簡単な食事の代表としてボカディーリョという固いパンに
ハムやチーズを鋏んだサンドイッチ、スペイン人の中にはこう呼んでいる人もあり、がポピュラーで、
 ロモ(Lomo 牛肉の背肉) を頼むと暖かく炒めてくれ、結構おいしく食べれます。
但し、量が多いので日本人には一人分を二人で分けて丁度よいぐらいの分量かもしれません。

スペインの食事     第一皿へ

シニアが味わうスペインの旅   シニアのためのスペイン旅行計画  
スペインの都市と観光スポット   スペインの地方   スペインの自然と文化

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください