このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
あ | |||
声をだして読む会話 | 博多弁 | 共通語 | 意 味 |
どうした大人気なかもんかいな、そげん喧嘩までせんちゃよかタイあいなかばとって3億円で手ば打つたらどげんや | あいなか | 中間 | あいとなかと念を入れているが、真ん中ではない |
あのおいさんなぁ この頃あおすたんぼうぶらのごとしとんなるが、そのうちぃ、死になっちゃあなかや | あおすたんぼうぶら | 顔色の悪い人 | ぼぉーとして覇気のない状態 |
あがしこオレが云いよったろうか、飲んだら乗るな、乗るなら飲むなて | あがしこ | あれほど | 量の程度を云う |
あいつぁ、あごたんばっかしで、なんさしてもつまらんとやもん | あご | 口達者 | 行動がともなわず口ばっかりの人 |
まぁ、あせこのいっぱいでけてクサ、痒かろう、天花粉ばいっぱいふってもらいんしゃい | あせこ | あせも | 汗によってかぶれる湿疹 |
あんたんとこの公社にも警察の調べの入ったゲナねぇ、なんか悪かことしとうとな | あせくる | まぜっかえす | 品物などをかき回す |
あんしと(人)ん話ぁ、いっっもあたまでっかちしりごっきんやもん | あたまでっかちしりごっきん | 竜頭蛇尾 | 初めは景気がいいが、だんだん尻つぼみになる |
放生やであたりもんしたら、ほら、こげん景品ば貰ろうた | あたりもん | くじ引き | 景品が当たるから「当たり物(もん)」単純明快 |
あすこのおばさんなぁあっぱらぱんやけん面白かろうが | あっぱらぱん | 開けっ放し | あけっぴろげな性格 |
人前で言うときぁちゃーんと調べてから言わな、あてぽすばっかり云いよったっちゃつまらんたい、そのうちぃ誰ぁれも信用せんごとなるバイ | あてっぽす | あてずっぽう | でまかせな意見や答え |
誰やこげなとこい、あぽしとうとは、臭か匂いばかいだらオレまであぽまりとうなったタイ | あぽ | うんこ | うんこよりあぽの方が、汚くて臭い |
あんた、なしそげんなんでもあらけなかとかいな、もうちょつと丁寧にでけんもんかいね | あらけなか | 粗っぽい | 思考や動作が荒い。緻密の反対 |
交渉はどげなふうな、うん、お陰であんばいよういきよる | あんばい | 調子、具合 | 料理の味加減「塩梅」から |
またこげな馬鹿なことばしとぉ、ほんなことい、おまやぁ(お前は)いくら云うたっちゃ分からんあんぽんたんやねぇ | あんぽんたん | 間抜け | 馬鹿な行動やその人をいう |
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い | |||
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ほんなことい、これうちがもろうていーと ? | いーと? | いいんですか | 確認の意味で使う、ただす時は語尾があがる、承認する時は下がる |
あいつぁどこい行ったっちゃいいたかいいのこきたかこきやねぇ | いいたかいいのこきたかこき | いい放題 | 傍若無人な言動、マイペース男 |
年上の嫁さんなぁ、貰うてみたら以外にましやったけんいがいまして言うげなが、ほんなこっちゃろうか | いがいまし | 年上の奥さん | 多少のやっかみを込めて |
あんちきしょう、俺ばだまくらかしたけん、こんどつかまえたらいがきあげちゃらないかん | いがく | ゆがく | 野菜などのあく抜きに熱湯を通す |
金ば隠していくるたぁよかばってん、目印ばつけとかな後でわけくちゃわからんごとなるぜぇ | いくる | 埋める | 物を埋めるという意味と、食事がいける意味とふたつある |
もう腹一杯で、これ以上は どげんすすめられたっちゃいけまっせん | いけん | 食べ切れない | 腹一杯でもう入らない状態 |
ほら、見ちゃってんやい、こげん太かいげのささった | いげ | とげ(棘) | 植物などの |
どうも数の少なかごたるですばい、そうや、誰かいしひいたばいね | いしひく | ねこばばをする | ちょろまかすことだが、大した量や額ではない |
お前にそげなこと言われるこたぁなか、いたらんこと言いやんな | いたらんこと | 余計なこと | 小さな親切、大きなお世話のこと |
くゃしかぁーっ、イッキョンカマされてしもうた | イッキョン | いちころ | 子供のコマ回しで、相手のコマを一発で割って仕留めること |
あげなやつとオレばいっしょんたくりぃしちゃりやんな | いっしょんたくり | 一緒くた | 区別がない状態 |
そげんいっつもかっつも勝つはずぁなか、パチンコは負けるごとでけとると | いっつもかっつも | 毎回 | 継続する状態 |
なぁーんでいっぽんいれたあとまで、ぐずぐす云いようとや、博多んもんの風上にもおけんぞ | いっぽんいれる | 博多の手締め | いよう、シャンシャン、もう一つ、シャンシャン、よーと三度、シャシャンシャン |
四駆やけんて安心しとったらくさ、山道でいぼりこんで 往生こいたやねぇ | いぼる | めりこむ | ぬかるみや穴に |
いやらしかそげなとこば触らんのいて、セクハラしよんしぁですバイて警察い云うけんね | いやらしか | エッチ | 性的不快感だけではないが |
ベッカムば見て来たばってん 、そらぁもうなんちゃいわせんやったやねぇ | いわせん | かっこいい | 言えないほどきわだっている様子 |
猫に小判じゃのうて、博多ではいんにぜん(銭)て言うとばい | いん | 犬 | 英語でDog |
誰も知らんぐらい思うて、やりたか放題やりよったら、みよってんやいいんまバレておおごとするぜぇ、博多港開発がよか例タイ、いしひいたらいかん、昔から天網恢々、疎にして洩らさずて云うちぁる | いんま | いまに、そのうちに | ingからfutureへ |
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う | |||
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そげんうずふろうとかんちゃ、はよぬっか風呂ぃ入りやい、風邪でも引いたらどうするや | うずぶろう | ふるえる | 寒くてがたがたとふるえること |
そげなもんば持ち出して、うだーんしかことばしやんな | うだんしか | 汚らしい | うだうだしい(ダサイ)人を軽べつした意味もある、心理的嫌悪感 |
そこの壁ぁうっかかりよったら危なかぜぇ、ほらこう、ぐらぐらしよろうが | うっかかる | 寄り掛かる | 心理的にたよるという意味も含む |
今日はうっつりがっつりお客さんのあって、息抜く暇もなかったばい | うっつりがっつり | かわりばんこ | 交代に、次々と |
洒落たことこきよるばってん、あいつの頭ん中ぁうっぽんぽんやもん | うっぽんぽん | からっぽ | 中が空洞の状態 |
勉強、勉強てうどぐらかとこで本ばっかり読みよるけん、あげなうどぐらか性格ぃなるったい | うどぐらか | 薄暗い | 真っ暗なのではない |
料理がうまみなかばっかりじぁのうして、ねぇちゃん達の顔もうまみなかもんばっかりやった | うまみなか | まずい | おいしくないよりまずいのほうがよりうまみなか |
いくら旨かてほめられたちゅうて、うまのくうごとついだっちゃどげんするや | うまんごと | (馬のように)大きい、多い | 物の多い(多すぎる)、大きい表現 |
社長さんの言いなっちゃけんうもすもなかじゃなかや | うもすもなか | 問答無用 | そのことに意見を挟む余地がない |
あんときゃぁ流石の俺もびっくりこいてうろたえたやねぇ | うろたえる | あわてる | 動揺を隠し切れない様子 |
あげんひーひー言いよったとい、もううんだごとしとぉー | うんだごと | 平然として | 心配してた癖に、すんだらケロッと忘れたようにしている状態 |
うんとんてんとう 目つぶって買うたら、宝くじぃ当たってねぇ | うんとうてんとう | なりゆきまかせ | やるだけやって、運を天にまかせるのならいいが、ただなるごとなれでは? |
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え | |||
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あの人クサ、酔うたら人の変わったごとなんしゃあけんえずかとよぉ | えずい | 怖い | 恐怖感を表す |
ひさしぶりぃ行ったらくさ、えずう歓待してもろうて、かえって気の毒っかったやねぇ | えずう | ひどく | たいそう、ずいぶんよりもっと量のスケールが大きい、えずいを語源としているだけに怖いほどの誇張 |
あんちゃんが描いたとばえどって描いてんやい、すぐでくるたい 親の悪かとこばえどったっちゃつまらんばい、よかとこばえどらな | えどる | なぞる | 下絵をなぞって描くこと |
博多祝い唄「旦那大黒、ごりょんさんなえべす(えびすとは唄わない)、でけた(できたではない)子供は福の神 えーいーしょうえ えーいーしょうえーしょうえ しょうえ あ しょんがねぇ あれわいさそぉ えさぁそえーしょんがねえー」 | えべす | 恵比須 | 商売繁盛、福徳円満の神 博多では恵比須(えびす)さんとはいわず"えべす"さんという |
そげん良かとからばっかりえりやんな、後のもんが困るたい おまえがあんまりえりたくるけん、結婚でけんとやなかや | える | 選ぶ | 幾つかの中から選択すること |
わあぁっ、蜘蛛のえんばり張っとうとん中ぃ頭突っこうだ、どこば見て歩きようとかいな | えんばり | 蜘蛛の巣 | ねばねばする蜘蛛の糸、"ね"が"え"になまり、"ん"で強調された |
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お | |||
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おいさん、おいさんこらぁどこい置いといたらよござすな | おいさん | 目上の人 | 多少の尊敬と親しみをこめて |
死んだら葬式ぁおおぎょうにゃあすんなて言うとうとばってん | おおぎょう | おおげさ | 規模が大きいこと、大仕掛け 大業・大行の音読み |
隣りゃあなんかおおごとの起こっとっちゃなかや、朝からバタバタしよんなるぜ | おおごと | 大変 | 平常と違った状態 大事の訓読み |
売り上げの落ちてくさ、資金繰りぃおおじょうこいとるったい | おおじょうこいとる | 困っている | どうしようもなく大変に追い込められている状態 |
町内のおいさん達からおごられて、あのおうどうもんも流石におとなしゅうしとったばい | おおどうもん | 横着者 | わがまま勝手を通す人 |
あいつぁおおまんかけん、こげな大事なこたあまかせとかれん | おおまん | 粗雑 | 緻密さの反対で、いい加減な行動、思考、その人 |
よし、今日は給料日やけん、俺がおごっちゃろう | おごる | 他人の分も払う | 食べ物とは限らないが、食べ物の場合が圧倒的に多い |
また隣の子ば泣かしよろう、やかましゅうおごっとかないかんばい 帰る間際になって、とっけむのうおごられてしもうた | おごる おごられる | 叱る 叱られる | 感情的に怒るではなく、教育的指導 |
台風でけやき通りの木が何本もおしょれてしもうた | おしょれる | 折れる | 押して折れる |
かっこうばっかりゃぁおちょうなみばってん中身ゃまぁだ空やもん | おちょうなみ | 一人前に | 山笠で赤手拭いを貰うようにまでなると、社会でも立派に一人前として認められた証拠 |
金ぁまんぐりつけておっかしゃんもハワイなっと行ってこんね | おっかしゃん | 母 | 親しみをこめて呼ぶ母であり妻である |
世んなかぁおっせこっせしよう内ぃなんとかなるくさ | おっせこっせし | なんとかかんとか | やっさもっさ努力している状態 |
もう試験の近かとやろう、しっかり勉強しとかな今年もまたおてるぞ | おてる | 落ちる | 上から下へ、逆はない |
一寸そこまで来たけん久し振りぃ寄ってみたばってん、大将はおらっしゃるじゃろか | おらっしゃる | 居られる | 在宅状態の尊敬語 |
やかましか、そげん大声だしておらばんでちゃ聞こえとる | おらぶ | 叫ぶ | 古語では泣き叫ぶの意味だが、明るい博多っ子は泣く部分を捨てた |
急に「好いとお」やらいんしぁもんやけん、あたきゃあおろたえたばい | おろたえる | 慌てる | 予想外の展開や急な事で気が動転してしまうこと |
町費ば切りぃ来たとばってん、ごりょんさんなぁおんしゃあやろか ああ、おんしゃった おんしゃった丁度よかったぁ | おんしゃあ? | 居られますか | 在宅状態の確認 おらっしゃるよりくだけた用法 |
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