このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
走破記
湯沢温泉 から浅貝行きのバスに乗車し終点(苗場プリンスホテル)で下車。筆者はこの時期の苗場に来るのは2回目になる、冬場には一度も来たことないので変人と言えるかもしれません(尤も今の時代は変人のほうが総理大臣になれるようですが、話が逸れた)。この時期の苗場はゴーストタウン寸前である。苗場プリンスホテルは営業はしているが果たしてどれだけ客室が埋まっているのかは大きな疑問である。
そんな中で苗場スキー場の苗場第1ゴンドラは営業している( 苗場第2ゴンドラ は営業休止)。上へ行っても何もないだろう事は想像がつくので、まずは山麓のプリンスホテルでゴンドラを見ながら腹ごしらえをする。
次にゴンドラに乗って山頂に上がってみるが想像以上に何もない。おまけに濃霧の中で視界不良どころか10数メートル先の地物が見えない。これは決して大げさではなく山頂駅のすぐとなり数メートルにあるトイレの建物さえ見えなかった。山頂駅には行方不明時には二次災害を防止する為、捜索活動を打ち切ることがありますとの脅かし文句が貼ってあった。
ではこのゴンドラはなぜ運転されているのか?実は、この時期の運転の目玉は筍刈りのようで、山麓駅の営業案内にたけのこリフトと書いてあった。実際そこ〜ここにおいしそうな根曲がり筍が群生している。今日の筆者は手が汚れる事を嫌う体勢なので渋々それをキャンセルし、ぬかるんだ道を雨と霧がこれ以上ひどくならない事を祈りながら山頂駅へ戻った。筆者が山頂駅に着くとゴンドラを動かすモーター?のスイッチを入れてくれた、そして山麓駅で筆者が降りるとすぐにスイッチを切っていた。そう!ついに筆者は単線自動循環式ゴンドラの全線を貸切にしたのであった。貸切の自動循環式ゴンドラは途中で空のゴンドラ1台とすれ違うだけである。もしかしてこれって?交走式って言うのでは(違うって)?
夏モードの湯沢・苗場小旅行はこれでおしまい。また新幹線で家路を急ぎます。
中間地点です。眼下に苗場プリンスホテルと国道をはさんで反対側にある浅貝ゲレンデが見えています。
(’01年06月24日取材、’01年12月30日追加取材)
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