このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

つなわたり/ロープウェイに乗ろう

四国ケーブル 大野原ー雲辺寺(雲辺寺ロープ)(2594m)

  • 四線交走式
  • 開業:’87年03月28日
○公式ホームページ
四国ケーブル(雲辺寺ロープウェイ):http://www.shikoku-cable.co.jp/unpenji/index.htm
○アクセス
観音寺駅からタクシー利用(所要30分、運賃2700円)。
また阿波池田と川之江を結ぶ瀬戸内運輸バス(平日2往復、休日1往復)の雲辺寺口下車は徳島県側にあり、そこからは登りの山道を徒歩で約3時間。
(’11年10年10日追記)
アクセス情報、公式HPのアドレスを修正しました。

走破記

大阪の自宅から早朝の新幹線と特急しおかぜを乗継いで観音寺駅にて下車した。ここから五郷渓行きの琴電参宮バスがあるはずなのだが。駅前をうろうろするもそんな路線バスはどこにも見当たらず困り果てる。付近のバス通りらしき通りまで出て、乗ろうと思っていたバスのバス停をやっと発見!ところが時刻表は貼ってなく廃バス停である事を確認してしまう。結局、すぐさまタクシーを拾い山麓駅(大野原)へ直接乗り着けた。

ロープウェイは 八海山ロープウェイ と同じ10m/secの速度とあるが、何故か 八海山ロープウェイ 程のスピード感を感じない。地上からの高度が高いからであろうか?それとも、このHPで教えていただいたとおり、支柱通過時には減速するからであろうか(情報提供:こぶこぶさん)。車内にはスノーボードを持った乗客が多い。かく言う筆者も今日は、山頂に今期(’01年−’02年)オープンしたての雲辺寺スノーパークでスノーボードの練習しようかと思っている。尤も筆者は自前のボードは持っていないのでレンタルする予定だが。

山頂駅から歩いて程ないスノーパークへ到着。スノーボードを借り、全国で初めて?導入された ローディングカーペットのあるリフト を使って滑りを楽しむ。 ローディングカーペット はスノーボード初心者には大変嬉しい。出来ればリフトを降りる側にも何かあるともっといいのだが。結局、スノーボードはうまくならなかったが、楽しい時間はすぐに過ぎ下山のお時間。おまけに時計替わりに持ち歩いていたチップカード(小さい電卓みたいなパソコン、電卓代わりに使用)を無くしてしまう。

気をとりなおして。先ずは雲辺寺(四国霊場第66番札所)へお参りしてから、徒歩で徳島県側の阿波池田へ降りる(約7km)。時計を持っていないので必要以上に長い時間に感じながらの下山となる。おまけに地図を見間違えて、このまま降りると坪尻駅だななどと道に迷いかけていやになってきた頃、一台の車が筆者の前に止まり乗せてくださるという。しかも 箸蔵寺 のすぐ近くにある自宅まで帰ると言うことで、箸蔵ケーブルの山麓駅までダイレクトに送っていただいて、超ウルトララッキー。感謝感激。本当にありがとうございました。

(併せて走破したリフト)

トリプル

(メモ)

阿波(徳島県)の第1番札所霊山寺から始まる四国霊場88箇所は、四国を時計回りに回わります。このロープウェイの終点にある第66番札所雲辺寺からは最後の国(県)となる讃岐(香川県)に入り、最終の88番札所大窪寺に向かってのハイライトとなります。また、このロープウェイの最寄駅である観音寺は、その名前を第69番札所の観音寺に由来しています。

さらに、鉄道施設だけに着目して四国88箇所を回るとすれば、順に第70番札所本山寺、第75番札所善通寺、第76番札所金蔵寺、第83番札所一宮寺(琴電琴平線)、第84番札所屋島寺と続いて行きます。

雲辺寺ロープウェイ(山麓駅) 四国ケーブル(雲辺寺ロープウェイ)の山麓駅で標高259メートルにあります。いちよう大野原という駅名があるようですが、駅舎には山麓駅との表示がされています。四国霊場88箇所の第66番札所という観光地で、四国霊場中最高峰に位置する雲辺寺に繋がるロープウェイというにも拘わらず、観光バスが数多く乗りつけるでもなくひっそりとしています。ここへの公共交通もありませんし。

雲辺寺ロープウェイ(搬器と路線) 目的地、雲辺寺ははるか霧の向こうでよく見えません。搬器が降りてきたので一枚撮影しましょう。

雲辺寺ロープウェイ(搬器) 車内からすれ違う搬器を撮影。カメラを構えて待ち構えていたのにも拘わらず、シャッターチャンスを逃し、搬器が小さく写ってしまった。

仕方がないのでホームページ向けには拡大してお見せする事にしましょう。

雲辺寺ロープウェイ(山頂駅) 四国ケーブル(雲辺寺ロープウェイ)の山頂駅で赤い大きな屋根が印象的です。またの名を雲辺寺駅と言うようです。あたりには霧が一面に発ち込め神秘的な雰囲気が漂っています。ちょうどこの写真を撮影している場所が香川県と徳島県の県境でそのことを示した路面マークがあります。

(’02年03月02日取材)

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