このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
走破記
火口西駅 から、阿蘇中岳ルートの縦走を果たし火口東駅へ到着する。しかし、そこには無情にも「強風の為運休中」との案内が出ていた。諦めて下山しようかと思ったが、駅舎のドアが開けられていたので、中ぐらいには入ってみようと思い、駅舎内へ入って見る。
この日(’02年09月16日)は3連休の最終日で 阿蘇山ロープウェイ では数多くの観光バスから吐き出される乗客を大忙しで捌いていたが、こちらはそれとは極めて対照的で殆ど乗客の姿がない。それでも山頂駅は開放されていた為か数人の登山客と家族ずれが休んでいた。
筆者はこのケーブルの走破に諦めきれず、暫く山頂駅で休んでいたところ、突然ロープウェイが試運転を開始した。どうやら運転されそうな様子である。そのあと約20分ぐらいしてからやっと運転が開始され、筆者を含む数人の乗客を乗せてロープウェイは下山を始めた。その沿線は待ったかいあっててとても景色がよかった、深い秋にはきっと紅葉で最高であろう。
さて、筆者の連休はこれで終わりです。一目散に大阪へ戻りましょう。
東阿蘇観光開発(仙酔峡ロープウェイ)の山麓駅です。かつてはこちらも九州産業交通のロープウェイとして営業されて、同じ九州産業交通の 阿蘇山ロープウェイ と一体となった観光地となっていました、今はこちらのロープウェイは三セクの手に渡っています。
駅舎の大きさは 阿蘇山西駅 より小さいですが、こちらも1階にはかつてのバスターミナルの跡があります。現在は駅舎の窓ガラスもところどこら割れていたりと、外見はもう廃線臭が漂ってきています(関係者の方ごめんなさい)。長く生き残ってほしいものです。
山頂駅に到着しました。 火口西駅 と同じように阿蘇山の火口に近いのですが、こちらは本当にひっそりとしています。こちら側から阿蘇山の火口を眺めると、その奥に見える 火口西駅 からの雑踏が別世界の出来事のように感じられます。
ロープウェイに乗りに来て、何が一番がっくりくるかって聞かれれば、それはずばりこの表示が出ている時です。本当にここにこのタイミングでここに来てしまった自分を呪いたくなります。二番目は点検中の表示ですかね。それとも冬季休業かな?
(’02年09月16日取材)
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