このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

つなわたり/ロープウェイに乗ろう

石鎚登山ロープウェイ 下谷ー成就(1814m)

  • 三線交走式
  • 開業:’68年08月01日
○公式ホームページ
石鎚登山ロープウェイ:http://www.ishizuchi.com/
○アクセス
伊予西条駅から石鎚ロープウェイ経由西之川行き瀬戸内運輸のバス乗り50分、石鎚ロープウェイ下車。最新版の時刻表は公式HPにあります。この路線は時刻表に掲載されていますので、時刻表は省略します。
(’11年10年10日追記)
アクセス情報、公式HPのアドレスを修正しました。

走破記

自宅のある大阪から空路で松山へ。松山から特急しおかぜに乗り継ぎ伊予西条に到着。じつはこの朝、寝坊してしまい予約の飛行機に乗り遅れる。しかし、たまたまこのとき購入してあった切符が正規運賃の(激高!)切符だったので後発の(しかも他社の)便へ振替えになり事無きを得た。因みに特割などの割安切符は乗り遅れると全額パーになります。お気を付けを。筆者は以前にこれで切符をパーにしたことがあります。

さて伊予西条駅から路線バスに乗り、ロープウェイまでは約50分。西日本最高峰と言うだけあってさすがに山深い(余談だが、関西方面では西日本初とか西日本唯一とか関東方面を除外した言い方がとても好きで、よく宣伝文句などに使われています)。路線バスはロープウェイ前の次の西之川というところが終点なのですがいまだかつて?乗客が乗った試しがないらしく、バスは終点には行かず勝手にロープウェイ前で折り返します。

バスを降りロープウェイ山麓駅への徒歩中に雨が降りだしてきた。筆者は旅行には雨具は持って行かないので思案しなければならないところだが、とりあえずロープウェイで山頂駅へ向かおう。少なくともその間は濡れないし、ひょっとしたらすぐに止むかもしれないし。

ロープウェイは山麓駅付近が標高約800mで山頂駅付近はそれから400mも標高が上がったところにある。その乗車7分の間に天候は目まぐるしく小雨、大雨、霙、そして吹雪と変わり山頂駅に到着。さて、どうしよう。いくら西日本最高峰とはいえ、ここは11月の四国まさか吹雪に合うとは夢にも思っていなかった。しかもこれから登山リフトに乗ろうとしているのに。試しに山頂駅売店を覗いて見るとちゃんとレインコートが売られている。早速購入しリフトを経由し成就寺へ向かう。

石鎚登山ロープウェイ 第1リフト

吹雪の中の長ーい数百メートルを歩いて山麓駅に到着、ひょっとしたら動いていないかと思ったがリフトは動いていた。切符を買おうとして「往復」と言うと駅員氏に笑われてしまった。「おい、往復ゆとるでーー」(だと)。確かにスキー場でもないのに(冬にはここはスキー場になるのではあるが)吹雪の中リフトに乗者した経験は筆者にもないし、いまだかつて聞いた事がない。おそらくその様子から、もう本日の運転を取り止めようとしていた矢先ではないかと思われる。幸いなことに乗車中に吹雪は少し弱くなり成就に到着。ここから成就寺へはどうやら山を少し降りるらしい。その前にここにある展望台に登って、うーん霧で何も見えない。筆者にとってはこの(’02年)冬最初の雪体験となった。

このあと、今夜は今治へ宿泊し明日の 祖谷温泉 を目指しましょう。

石鎚登山ロープウェイ(山麓駅) 石鎚登山ロープウェイの山麓駅です。バス停からは参道のような階段の道を通ってきたのに、なぜか駐車場があります。

石鎚登山ロープウェイ(搬器) 山麓駅付近は紅葉の美しい季節。青のカラフルな搬器が映えます。

石鎚登山ロープウェイ(山頂駅) ロープウェイの山頂駅です。屋根にうっすらと雪が積もりはじめています。山頂駅へ登ってきた乗客の大部分はこの駅から一歩も出ることなく、すぐに下山してゆきます。

021102-329shi221S.jpg 山頂駅から登山リフトを乗継いだ先にある石鎚神社中宮成就社(ちゅうぐうじょうじゅしゃ)です。連休ですし、本来なら先ほどのロープウェイの乗客のほとんどがここに来てお参りをするでしょうから結構な混雑になるはずですがあたりは閑散としています。

それにしても寒くて、このあとすぐにこの手前にある食堂の暖房に吸い寄せられ、おでんと熱燗で体を温めました。いいですなあ旅行は。

(’02年11月02日取材)

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