このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


姫川下り(新潟県糸魚川市); ヒメギフチョウを尋ねて50里

− 2008.04.20(日) 晴 −

 旭山のカタクリ群落に寄ってみようと旧18号を丹波島まで行くと長野マラソンの規制に巻き込まれてしまった。渋滞を抜けやっとの思いで現地に着いたのにカタクリは既に散り去ってしまっていた。
戸隠祖山地区の福寿草群落にて
 裾花川に沿って上流に向かう。途中で寄ってみたフクジュソウ群落が綺麗だった。晴れていれば北アルプスをバックに広角撮影が出来たのに。鬼無里のいろは堂に寄りおやきを買う。
落倉自然園にて
 白沢峠を越え白馬に下る。善光寺平から白馬まで青空が見えなく寒い。気温は10℃を超えない。これじゃ越冬蝶も飛ばない。白馬の某所に寄るもヒメギフチョウの姿は全く見えない。落倉自然園に寄りミズバショウとザゼンソウを撮る。
水芭蕉と座禅草
 カタクリは咲き始めただろうかと再び白馬に戻り確認する。善光寺平は既に散っているのに白馬は一輪も咲いていない。どうしようかと空を仰ぐ。糸魚川方向の空が青空になってきた。
 さすが、糸魚川の里は暖かい。気温表示が19℃になっていた。この分だと、良い結果が得られるだろうと心が躍る。
 姫川渓谷を抜け里に出た。国道沿いの斜面にカタクリが咲いていた。路肩に車を止め姫川沿いを探索する。危険だから立ち入らないようにと発電所の監視員が拡声器で呼びかけてきた。ワラビが出ていたので30〜40本ほど採り引き返す。
一塊のイチゲを撮っていると
 時刻は14時30分、引き返そう。岐路に道草をする。青色キクザキイチゲが一塊咲いていた。あまりにも綺麗なのでカメラを向ける。ズームにして撮っていると花の間から何かが飛び出した。
羽化直のヒメギフチョウが飛び出した
 何と羽化直のヒメギフチョウだ。ヨチヨチ飛びですぐに止る。何枚か撮影する。周囲にはフキノトウしかなく絵にならない。そうこうしているうちに見失ってしまった。本日の出会いはこの1頭のみ。
ヒメギフチョウ(赤上り)姫川右岸でクジャクチョウを
 間伐をしていた小父さんに話しかける。蝶に興味がないらしく話しにならなかったので挨拶程度になった。4月6日に来た時は林道に雪が残っていた。すっかり融け、桜も咲き終えていた。
 ミズバショウを撮り、ザゼンソウも撮ってみた。クジャクチョウは良しとするがヒメギフチョウも不満だ。18〜250mmズームでは仕方ないのか、こうなると望遠マクロが欲しい。
 先日、妻におねだりしてみた。このところ人と会っているのでお金がかかる。また、これから投資も必要になる。そんなことで「ダメ」と言われてしまった。コンデジの方がピンが合うように思う。
 オリンパスのレンズは明るい。これしきの藪の中での撮影にも動じない。タムロンのレンズは暗い。マクロ撮影だと自動フラッシュになるので色合いが不自然だ。RAWで撮影しようと思ったが、再生ソフトがインストールされていない。
 路肩にカタクリの群落があった。林間のため殆どボツ写真であった。カタクリに混じってミヤマカタバミが咲いていた。昨年も同じ場所で撮ったが今年の方が1週間弱遅いような気がする。
満開のカタクリが
 中条村まで戻る。山桜が夕日に映え綺麗だ。犀川沿いのこの辺りは山桜がとても絵になる場所だ。笹平ダム下流の桜を見に寄ってみた。ちょうど満開だ。明日、妻を連れ花見に来てみよう。
夕日に映える山桜笹平ダム下流の桜が満開
 今日は、よく走った。その割に蝶に限っていえば収穫がなかった。最後の写真は17時30分、陽が長くなったものだ。慣れないのか一眼デジの方が失敗が多い。ザックに入れているのでコンデジでも撮っておこうかな。
明日、花見に来よう
 明日笹平で花見をした後は何処を探索しようか。地元のポイント、来週になると遅いような気もする。ピンポイントまでの特定は出来ていない。空振りになる可能性が高い。
 花見を済ませてからなので登山には遅いスタートだ。山頂近くにカタクリの群落があるという。家から眺めると残雪がある。ダメ元で月末に山頂アタックをしてみよう。

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