このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


黄金の季節(長野県白馬村); 両種撮影出来てこそ混生地の証

− 2008.05.03(土) 晴 −

 ヒメギフ vs ギフのゴールデンウィーク後半戦を見に行くため7時前に家を出る。若干雲があるものの久しぶりに鮮明な北アルプスを目にする。
道の駅“中条”近くから鹿島槍と五龍岳白馬村神城から白馬三山
 ギフチョウ撮影の前にヒメギフチョウのポイントに寄る。到着と同時に杉林の縁を1頭のヒメギフチョウが飛んでいる。7時40分、飛び始めてそう経っていない。
ヒメギフチョウ(白馬村)
 すぐに止り日光浴をする。この辺りのカタクリは咲き盛りだ。朝食をしてくれればと願うも空腹ではなさそうだ。
 このポイントは毎年見かけるので近くに発生地があるのだろう。やや痛んでいたので残念だがまあ良しとしよう。
五龍岳と唐松岳(白馬村深空)白馬三山(白馬村深空)
 ギフチョウのポイントに直行せず深空のビュースポットに行き五龍岳〜唐松岳〜白馬三山を撮る。いつものことながら県外車が目に付く。
 余裕を決め込み8時15分に現着、何と元気に飛び回っているのではないか。林の中に入り込み身を屈めて待ちを決め込む。
ギフチョウ(白馬村)
 カタクリは最盛期を過ぎ新鮮な花はチラホラ、スミレはあまり咲いていないので吸蜜の対象が少ない。クマザサやツツジに止るのを待つ。
 飛んでくる個体の半数以上が痛んでいる。バックのボケが最高に気にいった個体は大きく傷ついていたので掲載に値しない。
ギフチョウ(白馬村)
 藪から出て歩き回っていたら聞き覚えのある声が聞こえてきた。みそら野の住人さんが数人の人を案内して撮影していた。
ギフチョウ(白馬村)
 飛び回っている中の1頭がイエローバンドであるという。飛び回るだけで撮影のチャンスがないのでその場を離れる。
 足元に小さな個体が地面スレスレに飛んできた。ヒメギフである。この辺りでヒメギフを見るのは初めてだ。
 記念撮影を撮り、それぞれの方向に散って撮影を楽しむ。到着した場所に戻る。咲き終えたカタクリに1頭のギフチョウが止っている。蜜の出ないカタクリに吸い付いている。限りなくイエローバンドに見えるのだが期待眼故の仕業かな・・・・。
 昨年、今年とカタクリの開花が先行している。昨年も思ったのだが植木鉢に植えたカタクリを置いておきたい・・・・。
ヒメギフチョウ(白馬村)限りなくイエローバンドに近い
 標高を上げたポイントに移動する。そこは毎年ギフチョウを見かける。満開のカタクリ、雲が出てきたためか姿が見えない。
綺麗なカタクリの近くにはギフチョウはいない
 車の中で昼食を取る。陽が射し始めたので車外に出てみる。木立の間を3頭のギフチョウが駆け上がってきた。綺麗なカタクリが目に入らないかのように止ってくれない。しばらく待つも撮影のチャンスなし。
コツバメヒメシロチョウ
 大町のヒメギフチョウのポイントに移動することにする。途中、小高い丘に登ってみた。頂上の木立を1頭のヒメギフチョウが飛び回っている。
 ヒメシロチョウのポイントに寄ってみたら結構の数が飛んでいた。大町のポイントでは陽射しがなくなったのか姿を見せず。葉を裏返して確認するも産卵の形跡なし。さて、明日はもう1時間早く来てみよう。

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください