このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


ベニヒカゲ(長野県北信地域); 北信産ベニヒカゲとの戯れ

− 2008.08.16(日) 晴 −

 第3土曜は仙台出張だ。お盆なので土日切符が発売されない。一昨年から車で行くことにしていた。今年はお盆の最中だが先月の会議では特に何も言ってなかった。
ベニヒカゲ
 12日に経理のTさんからお電話を頂いた。用件は「先生は16日にいらっしゃるつもりではないかと、明日から17日までお盆休みですけど・・・・」とのことだった。
ベニヒカゲ
 電話を頂いて良かった。前日に連絡して行くつもりであった。慌てて社長様に電話をしたら「私も気になって電話しようと思っていました」とのことだった。
紋なしベニヒカゲ 画像クリック紋なしベニヒカゲ 画像クリック
 そうとなればリベンジで“紋なしベニヒカゲ”となる。目を覚ますと鈍よりとした曇り空、どうしたものかと考え込み家を出たのは8時を過ぎていた。
 現着9時30分、時折ガスが吹き上げてくる。ポイントに着くと写真集をくださったI先生ご夫婦が下草を刈っておられた。
 奥様は“紋なしベニヒカゲ”を綺麗に撮られていた。それに比べ小生は証拠写真程度のものだ。しかし実際に目にした時は感動ものだった。
ベニヒカゲ
 今日は数が多かった。しかし紋なしの発生率は5%以下だという。約2時間の間で30数頭しか見ていなかった。そこから1頭の紋なしを運良く探し出した。
ベニヒカゲ
 谷から時折吹き上げるガスで陽が陰り温度が急降下する。元気よく飛んでいたベニヒカゲが一斉に止る。撮影のチャンス到来・・・・でも肝心の紋なしがいない。
ベニヒカゲ(炎の紅紋) 画像クリックベニヒカゲ
 途中の林道でキベリタテハ、アカタテハ、エルタテハ。草原ではウラギンヒョウモンやオオチャバネセセリを撮ったが掲載はベニヒカゲのみにしよう。
 1時間半もかからない所なので今シーズン中にもう一度行ってみよう。様子が分かったので証拠写真でなく絵になるような紋なしベニヒカゲを撮ってみたい。
 下山時に堂々とネットを持った密猟者とすれ違った。ここにも出没する心無き採集者。天然記念物のうえ絶滅寸前なので自制すべきだ。(犯罪だよ)
 明日は天気が良さそうだ。北アルプスのベニヒカゲをじっくり撮ってみようかと思う。夏型のヒメシロチョウやクロツバメシジミも発生しているようだ。

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