このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ゴマシジミ長野県大北地域遠距離撮影がお気に入りの一枚
− 2009.08.01(土) 曇 −
 天気予報だと週末は寝て曜日。先週は兄のお供で川の撮影だったので多少のリスクは承知の上、昼には雨になるだろうからとお弁当なしで6時に家を出る。
かろうじて北アルプスの稜線まで見える
 何を撮るという訳でなく白馬に向かう。善光寺平は雲が切れ始め陽が射し始めるまずまずのお天気かと車を走らせる。小川村に差し掛かると雨が降ってきた。
ミヤマシジミ(眠そうで動きが鈍い)ヒメシジミ(山の上は新鮮な個体)
 美麻トンネルを抜けると北アルプスの稜線がかろうじて見える。途中で決めたターゲトの稜線がくっきりと見える。何とか行けそうだ。
ヒメキマダラヒカゲクロヒカゲ
 白馬に着いたのは6時半過ぎ。時間調整にとミヤマシジミのポイントを覗く。眠そうなミヤマシジミがよたよたと舞い上がる。
 オナガシジミがいるかとポイントに寄る。短くなった長竿で叩いてみるが落ちてくるのは水滴ばかり。ゼフのポイントにも寄ってみたが何もいない。
 コンビニでおにぎりを買い山に向かう。車を止めポイントに向かう時は青空が見えていたが到着と同時にガスに包まれてしまった。
ゴマシジミ
 コーヒーを入れて様子をみることにした。その時、ほんの一瞬だがガスが切れ目の前をゴマシジミが横切る。コーヒーカップを石の上に置き追跡し無事撮影する。
ゴマシジミ
 最初の飛来は8時半・・・・、その後は12時を回ってもガスが晴れない。撮っておいて良かったと思いながら下山の準備をする。
コヒョウモン
 沼地の木道を2度3度と見回る。ガスが切れたと同時に5〜6m離れたワレモコウにゴマシジミが吸蜜している。180mmマクロでは小さ過ぎる。
 おいでおいでと手招きをする。3mぐらいまで近づいた時にこれぞと撮りまくる。結局のところ、この2個体しか撮影できなかった。
 駐車場の近くにカライトソウやクガイソウが綺麗に咲いていた。ゴマシジミが来ていないかと期待したがコヒョウモンの集団が陣取っているだけであった。
 雨が本格的に降ってきた。今日はもう晴れないであろう。一応、抑えるものは抑えたので少し未練は残るが良しとしよう。
 表翅を鮮明に撮っておくべきであったと心残りだ。クロゴマだが少し紋らしいものがボケてはいるが確認出来る。
ゴマシジミ(5m位離れての撮影)
 下山し何時もの所で湧水を汲む。すぐ近くの広場で3頭のミヤマカラスアゲハが小集団吸水していた。雨が本降りになってきたので飛翔写真は車中から撮った。
ゴマシジミ(5m位離れての撮影)
 今シーズン、ゴマシジミも撮影出来たので良しとしよう。ミヤマカラスアゲハはおまけであったが嬉しい出遭いであった。
ミヤマカラスアゲハ
 白馬や美麻はかなり雨が降ったのだろうか、山から道路に流れ出した土砂が残っていた。梅雨明けしたというのに梅雨時より降雨量が多い。
 早いものでもう8月、蝶シーズンも山を越えた。明日は東信まで用事があって出掛ける。少し早めに出てアカセセリとホシチャバネセセリのポイントを覗いてみよう。明日天気になぁ〜れ。
 今日、8月1日は“シロちゃん”の命日だ。今はシロちゃんの甥にあたる“びっちゃん”ひとりになってしまった。隣の椅子の上で気持ち良さそうに眠っている。
蝶と里山の浪漫紀行

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