このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
一茶ゆかりの地
長応院
東京都台東区蔵前4丁目に長応院という寺がある。
長応院
浄土宗
の寺で、西福寺の塔頭であった。
文化3年(1806年)3月13日、小林一茶は竹阿の十七回忌で長応院に参詣している。
十三日 むら雨 南風吹
竹阿十七回忌 長応院に参る
○古き日を忘るゝなとや桜咲
『文化句帖』(文化3年3月)
寛政2年(1790年)3月13日、
竹阿
は80歳で没す。
『一茶漂泊──
房総の山河
』(井上脩之介著)によれば、長応院の過去帳(寛政2年)に次のような記事があるそうだ。
二六菴了山居士 三月十三日
本所竹や弥兵衛内ニテ死ス
行年八十一歳
小林楽斎 二六庵竹阿先生
『葛飾蕉門文脈系図』に「
大坂にて没す
」とあるが、竹阿は江戸で没し長応院に葬られていたのである。
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