井荻村一人歩みて蓬生に 断たるる路の夕月夜かな 晶子
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また、この家で夫妻は歌会を催したり『日本古典全集』の編纂や歌誌『冬柏』の編集をおこない、各地へ旅行して歌を詠み講演をしました。
昭和10年3月26日、旅先の風邪から肺炎をおこして入院していた寛は、晶子を始め子供達や多くの弟子達に看取られながら62年の生涯を閉じました。
寛亡きあと、晶子は11人の子女の成長を見守りながらも各地を旅し、また念願の『新々訳 源氏物語』の完成(昭和14年)に心血を注ぎました。
昭和17年5月29日、脳溢血で療養していた晶子は余病を併発して、この地に64年の生涯を終えました。
平成6年3月
杉並区教育委員会
遥青書屋と采花荘の間にあった晶子の書斎「冬柏亭」が京都の
鞍馬山
に移築されている。
「冬柏亭」
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