このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
今年の旅日記
寒風山
〜菅江真澄の道〜
13年ぶり
に寒風山へ。
寒風山(標高355m)
回転展望台が見える。
眼下に八郎潟が見える。
海岸を見下ろす。
フウロソウが咲いていた。
カワラナデシコ
菅江真澄
の道
寒風山(男鹿の秋風)
男鹿半島・大潟ジオパーク
文化元年(1804年)8月21日
雄潟の渡しで天王から船越を経て寒風山に登る。
昔、この寒風山の名を妻恋山・また羽吹風
(はぶかぜ)
山ともいったということである。ようやく、よじ登ってみると、八尺あまりの九層の石塔がある。どのくらい年数を経たものであろうか、そこに苔など生いひろがっている。この塔のそばに倒れている近世の石碑に、梵字がかすがに見られた。
右手の谷に岩山があり、そのあたりの落窪になっているところを旧珠
(ふるたま)
の池といい、大蛇が通ったという大岩がある。この寒風山の麓は、湖と海にとりまかれていて、ちょうど近江国(滋賀県)の
伊吹山
に登り、左方に毛無山、右方に貝津、山本山など見わたしたようで、三千世界の一望のうちに尽きるとも思われ、すばらしい眺望であった。
噴火口
男鹿温泉
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