このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

昔の旅日記

奥入瀬渓流〜十和田湖〜
indexにもどるindexにもどる

奥入瀬渓流温泉 から国道102号で奥入瀬渓流へ。


  去年 は石ヶ戸休憩所に車を停めて写真を撮ったが、今年はその先の適当な所に車を停める。



目指すはJRのポスターに映っている橋。



なかなか車が停められない。

たまたま車を停めると、そこにJRのポスターに映っている橋があった。


奥入瀬渓流には14の滝があるという。1つくらい滝の写真を撮ってみたい。

銚子大滝の所で車を停める。

銚子大滝




 銚子大滝は奥入瀬渓流本流唯一の滝。高さ7m、幅20m、「魚止の滝」とも呼ばれ、十和田湖への魚の遡上を妨げている。そのため十和田湖には長い間魚が住めないと言われていたそうだ。

 明治41年(1908年)、 大町桂月 は始めて十和田湖、奥入瀬渓流を訪れ、「住まば日の本 遊ばば十和田 歩きゃ奥入瀬三里半」と詠んだという。

 大正14年(1925年)9月26日、 与謝野寛・晶子夫妻 は奥入瀬渓流へ。

秋風の奥なる山をしめやかに濡らして過ぐるおいらせの川

深山木を天に次ぎたる空として重くうつせる奥入瀬の水

『心の遠景』

 昭和7年(1932年)9月6日、 斎藤茂吉 は奥入瀬から十和田湖を訪れている。

   十和田湖

      九月五日、飛鸞丸に乘り函館出帆、青森著。汽車にて古間木。
      驛下車、三本木より乘合自動車にて十和田にむかふ。六日午。
      前十和田にあり

奥入瀬の川浪しろくながるるを幾時か見て國のさかひ越ゆ

この谿にわきかへりくる白浪を見つつ飽きかねどわれは去りゆく

『石泉』

奥入瀬渓流から国道103号で十和田湖へ。


瞰湖台で十和田湖の写真を撮る。


あさ明けて十和田のうみを弟ともとほり居てり母をしぞおもふ

あさ明けしうみの低空をひとしきりくびをのばして鵜のわたる見ゆ

東谷よりひとときにしてあふれくるさ霧は湖のうへにたゆたふ

『石泉』

 昭和41年(1966年)10月、 水原秋桜子 は津軽、十和田に回遊。

   奥入瀬 五句

紅葉散る水は瀬となり瀧と落つ

水躍る倒れ木さへも薄紅葉

渓声やこゑなく移る小鳥ども

岩頭に瑠璃鳥(るり)の一羽や瀧かゝる

紅葉踏む峡中第一の瀧の前

『殉教』



次に発荷峠(はっか)で写真を撮る。


国道103号から県道2号大館十和田湖線(樹海ライン)に入る。

さらに紫明亭展望台で十和田湖の写真を撮る。


七滝 へ。

「昔の旅日記」 に戻る


このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください