このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
幕末・維新ゆかりの地
竹原屋
〜七卿落遺跡〜
呉市豊町御手洗に竹原屋(庄屋)跡がある。
七卿落遺跡
文久3年(1863年)8月18日、公武合体派によるクーデターによって敗れた討幕派の公卿のうち三条実美ら七卿が長州兵に守られて都落ちしたことは余りにも有名です。元治元年長州藩は真木和泉守を先発として兵を京都に進めましたが、蛤御門の変で敗れました。この時三条実美、三条西季知、四条隆謌、壬生基修、
東久世通禧
の五卿は京都における長州の勢力挽回と共に入京しようとして長州を出て多度津(香川県)まで上っていましたが、京都の敗北を知り長州に引き返しました。その途中、7月22日から24日にかけて、この竹原屋(庄屋)で旅の疲れを癒したものです。
なお、この竹原屋には維新のころオランダ商館のテレーマン・パクという人が駐在して薩摩藩などと武器の密貿易もしていました。
又、文久3年から慶応元年に至るまで広島藩は軍艦購入のため、薩摩藩から金十万両を借り、その返済方法として、米、銅、鉄、繰綿などを御手洗で薩摩藩へ渡していました。(御手洗交易)このように御手洗港が明治維新の影の舞台となったことは歴史家の知るところであります。
広島県史跡指定
「余りにも有名」というわけではないと思う。
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