このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

太宰治ゆかりの地

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湯村温泉「太宰治執筆の宿旅館明治」

湯村温泉 の温泉街を歩くと、公衆浴場「鷲温泉」があった。


 古い湯村の源泉のうちでは最も大きいと云われた「鷲の湯」はこゝにありました。怪我をした鷲が傷を癒すのを見て村人が発見したと伝えられています。

公衆浴場「鷲温泉」の向こうに「太宰治執筆の宿旅館明治」が見える。

太宰治執筆の宿旅館明治(HP)」


昭和13年(1938年)9月18日、太宰治は甲府で石原美知子と見合いをする。

 その翌々日であったろうか、井伏氏は、御坂峠を引き上げることになって、私も甲府までお供した。甲府で私は、ある娘さんと見合いすることになっていた。

 太宰治が初めて湯村を訪れたのは、昭和14年1月に石原美知子と結婚式を挙げ、甲府に新居を構えてからのこと。

小説「美少女」は甲府の新居で「明治温泉」をモデルにして執筆されたもの。

 湯村の大衆浴場の前庭にはかなり大きい石榴(ざくろ)の木が在り、かっと赤い花が満開であった。

「明治温泉」が「太宰治執筆の宿旅館明治」である。

 太宰は昭和17年2月中旬から下旬「明治温泉」に逗留して「正義と微笑」を執筆、翌18年3月中旬には「右大臣実朝」を執筆したそうだ。

太宰治執筆の宿旅館明治」の2階が資料館になっている。

当時の部屋が残っていて、今でも客室として使われている。


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