このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

中村草田男ゆかりの地



俳人中村草田男寓居跡

貝寄風に乗りて帰郷す船疾し

松前町浜に松前町漁業協同組合がある。

漁業協同組合の駐車場に「俳人中村草田男寓居跡」の碑がある。


 明治34年(1901年)7月24日、中村草田男は清国福建省廈門にて清国領事中村修の長男として生まれる。

 明治37年(1904年)、母ミネと共に中村家の本籍地・愛媛県伊予郡松前町に帰国。

 明治39年(1906年)、松山市に転居。

 大正15年(1926年)3月15日、父修は53歳で急逝。

 昭和9年(1934年)、母と共に松山に帰郷。

 昭和11年(1936年)11月、第一句集『長子』刊行。

右側面に中村草田男の句が刻まれていた。

貝寄風に乗りて帰郷す船疾し

『長子』冒頭の句である。

貝寄風(かいよせ)は、冬の季節風のなごりに3月下旬ごろ吹く西風。季節は春。

 昭和37年(1962年)11月、草田男は松前町の古家を訪れた。

   四歳の頃に住みし郊外の漁村なる「松前町」、故宅のほとり
   は昔日のままの俤を残す。

釘の出し路次路次抜けつ浜祭

 昭和37年(1962年)11月、草田男は松前町の古家を訪れた。

   四歳の頃に住みし郊外の漁村なる「松前町」、故宅のほとり
   は昔日のままの俤を残す。

釘の出し路次路次抜けつ浜祭

伊予鉄道郡中線松前駅


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