このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

野口雨情ゆかりの地


〜万松寺〜

山形市平清水に 万松寺 という寺がある。


万松寺入口に野口雨情の詩碑があった。


いよゝよあけにや
よあけの明星
親だ子だもの
おやこひし

あこや姫事蹟   雨情

 野口雨情(1882〜1945年)は、大正期から昭和にかけ新民謡運動を提唱して、「船頭小唄」「波浮の港」などを作詩、不朽の名声に輝いている。また、童謡詩人として「赤い靴」「七つの子」「青い眼の人形」「黄金虫」など数々の名作を生みだした。

 雨情が山形の地を初めて訪れたのは大正10年前後のことで、齋藤仁の導きによるものである。以来、山形の美しい風土や人情に魅せられ、幾度となく訪れて詩心を湧かせ、本県の若い人びとの創造活動をいたく刺激したのである。

 千歳山は、雨情が阿古耶姫や実方中将の物語に心惹かれ、何度も足を運び、この山の若松を軸にした阿古耶筆で碑文の詩を墨書、この地に残した。

 私どもは、生前雨情碑建立を願っていた齋藤仁の遺志を継ぎ、平清水千秋師の厚意により、雨情がこよなく愛したこの山に建碑するものである。

   昭和60年6月

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