このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
春なれや名もなき山の朝霞
渋川市北橘町箱田に木曾三柱神社がある。
箱田の獅子舞は渋川市指定重要無形民俗文化財。
この獅子舞は、幕末から明治にかけて居村の根井行雄の指導により、南橘村(現前橋市)川原の獅子舞を学んで、この地に創始したと伝えられている。
木曾三柱神社
主祭神は今井兼平。
兼平の父は中原兼遠。
木曾義仲
の乳母子で、義仲四天王の一人。兄に樋口兼光、姉妹に巴御前がいる。
元暦元年(1184年)正月、粟津の戦いで討ち死にした義仲の後を追って自害した。享年33。
社殿の左手に芭蕉の句碑があった。
春なれや名もなき山の朝霞
出典は
『芭蕉句選』
。
貞亨2年(1685年)、二月堂参篭のために伊賀を発って奈良へ向かう途中で詠まれた句。
『野ざらし紀行』
には「
薄霞
」とある。
『はせをつか』
(楓幻亜編)に収録されている。
慶応4年(1868年)4月18日、根井行雄建立。
碑陰に「羅明」の句が刻まれている。
冬こたちそらさへはるをまつものを
「羅明」は根井行雄の父行広の俳号。橘陰舎。
松井素輪
門下である。
安政3年(1856年)7月3日、69歳で没。
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