このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


子規きえゆくかたや嶋ひとつ

淡路市岩屋に恵比須神社がある。


恵比須神社


鳥居の先に芭蕉の句碑があった。


子規きえゆくかたや嶋ひとつ

出典は 『笈の小文』

貞亨5年(1688年)4月、須磨で詠まれた句。

『泊船集』 に「聞行かたや」とある。

天保3年(1832年)、建立。

 渡辺月石の『堅磐草(かきわぐさ)』は岩屋の 絵島 近くに芭蕉の句碑があることを記している。

岩屋浦郭公塚
            自然一巨石
岩樟明神境内
   天保四年癸巳孟春

郭公消行方や嶌一ツ 芭蕉

東都宗匠梅室筆
   発起 月石
   勠力 瓢瓦・李長・茶城・月亭

社殿の裏に岩樟神社がある。

岩樟神社

 岩樟(いわくす)神社の祭神はイザナギ、イザナミ、そしてこの二神より生まれた蛭子(ひるこ)の三柱です。

 蛭子(事代主命(ことしろぬしのみこと))は一般には「えべっさん」の名で親しまれ商売繁盛の神であり、「 西宮のエビスさん 」の本家は岩屋であるという説があります。

 この洞窟は、昔52mの奥行があったのですが、現在では高さ1m60cm 幅1m10cm奥行3mとなり前面の左右に上古の祭壇の跡があります。

 昔の風習から、現在でも古びた祭器や神体を納受けする場所になっています。

淡路市

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