このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


古池や蛙とびこむ水の音

伊東市和田の浄円寺に芭蕉の句碑があるというので、行ってみた。


正覚院浄円寺


天正元年(1573年)、開山。

浄土宗 の寺である。

芭蕉の句碑


      三島七り
      小田原十二り
      下田十一り余

古池や蛙とびこむ水の音

出典は『蛙合』(仙化編)。

芭蕉42才の春の句。

天保12年(1841年)に下田街道沿いに道しるべとして建てられたもの。

 大正11年(1922年)、「浄ノ池」は特有魚類生息地として国の天然記念物に指定。

 大正14年(1925年)5月、芭蕉の句碑は「浄ノ池」に移された。

 昭和11年(1936年)4月19日、 種田山頭火 は「浄ノ池」で毒魚を見ている。

 四月十九日 雨、予想した通り。

みんな籠城して四方山話、誰も一城のいや一畳の主だ、私も一隅に陣取つて読んだり書いたりする。

午后は晴れた、私は行乞をやめてそこらを見物して歩く、浄の池で悠々泳いでゐる毒魚。


 昭和57年(1982年)、指定解除。現在、そこにはビルが建っている。

躑躅が咲いていた。


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