このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
草まくら犬もしくるゝか夜の聲
大崎市古川耳取の多田川沿いに鹿嶋山観水寺跡がある。
鹿嶋山観水寺跡
観水寺は、平安時代の初め貞観2年(862年)
慈覚大師
が開いた寺で、松島の円福寺(現在の
瑞巌寺
)のような大きな寺であったと伝えられている。
その後、荒れ寺になった。300年ほど後に文覚上人が寺を復興したが、文治5年(1189年)源頼朝の平泉征伐の時に焼き払われてしまったという。
後に再び復興され、大崎氏の祈願所となり栄えたが、大崎氏の滅亡とともに次第に衰えた。
明治7年(1874年)ごろ遂に廃寺となった。
現在、千手観音堂と、天保14年(1843年)天録社中が建立した芭蕉の句碑がある。
西古川地区振興協議会
天保14年(1843年)は、芭蕉百五十年忌である。
千手観音堂
芭蕉の句碑
草まくら犬もしくるゝか夜の聲
出典は
『野ざらし紀行』
。
貞享元年(1684年)、熱田から名古屋へ行く道筋で詠まれた句。
この句の碑を見るのは初めてである。
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