このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


君やてふ我や莊子の夢心

鹿沼市今宮町に今宮神社がある。


今宮神社


折しも七五三の参詣で境内は賑わっていた。

神社の裏山に芭蕉の句碑があった。


君やてふ我や莊子の夢心

昭和33年(1958年)12月7日、鈴木彌三郎建立。

芭蕉の句は鈴木秀男氏所蔵真蹟書簡による。

 昭和33年8月、鈴木彌三郎氏宅から芭蕉の保三郎宛書簡が発見され、日展審査員相澤春洋先生の鑑定により眞蹟であることが証明されたそうだ。

俳諧一葉集』 に「考證」として収録。

怒誰が製して贈りける筆の心、殊によろしければ

君や蝶我や莊子か夢こゝろ

怒誰は本名高橋喜兵衛。 菅沼曲水 の弟。

『芭蕉句鑑』 には「天和元より三迄の春の部」に収録されている。

鹿沼市銀座2丁目に鈴木氏宅がある。


第十二代鈴木彌三郎翁像


鈴木氏宅の前に薬師堂がある。


薬師堂の右手に俳聖芭蕉翁書簡之碑があった。


 御文書忝存候一昨日も如公より御使參り又發參候まゝ取込御返書可く申上候

君やてふ我や莊子の夢心

 これは伏し見せ候處拜顏可仕御意に候兎角他行致兼候こまり入候此間の書状も明日出し申候其つもりちかき内御入來候歟待入申上候早々以上

十七日 はせを

 保三郎樣

昭和34年(1959年)1月26日、鈴木彌三郎建立。

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