このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
このあたり目に見ゆるものみな涼し
千葉県印旛郡印旛村吉高に宗像神社がある。
吉高鎮守
宗像神社
宗像神社の境内に芭蕉の句碑があった。
芭蕉の句碑
このあたり目に見ゆるものみな涼し
出典は
『風俗文選』
。
『笈日記』
には「
目に見ゆるものは
」とある。
貞亨5年(1688年)6月8日、『笈の小文』の旅の帰路、岐阜の油商賀島善右衛門の別邸に招かれた際に詠んだ句だそうだ。賀島善右衛門は岐阜蕉門の一人で、俳号鴎歩
(おうほ)
。
明治35年(1902年)4月1日、建立。
撰者は
春秋庵幹雄
、半香舎梅理。
「春秋庵幹雄」は三森寛。明治25年(1889年)、十一世春秋庵主となる。
明治43年(1910年)10月17日、82歳で没。
「半香舎梅理」は本名須藤元誓。俳諧を父梅麿(二世半香舎)に学び、五世を嗣ぐ。
吉高の
「蛙塚」
に梅理の句が刻まれているようだ。
昭和4年(1929年)、81歳で没。
裏にも句が刻まれている。
たまたまに錦も交る落葉哉 松月舎光東
平成22年(2010年)3月23日、印旛村は印西市に編入合併した。
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