このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
艸臥て宿かる頃や藤の花
深谷市下手計に妙光寺という寺がある。
瑠璃光山遍照院妙光寺
高野山真言宗
の寺である。
山門の右手裏に「引導一千人供養」の碑があった。
文久3年(1863年)10月、妙光寺十一世住職亮海師尾高惇忠建立。
根府川石だそうだ。
碑の裏に芭蕉の句が刻まれている。
艸臥て宿かる頃や藤の花
出典は
『笈の小文』
。
貞亨5年(1688年)4月11日、大和八木で詠まれた句。
「芭蕉句碑」とは気付かない。
妙光寺の墓地に
高浜虚子の句碑
があった。
遠山に陽の当りたる枯野かな
明治33年(1900年)11月25日、虚子庵 例会で詠まれた句。
父の郷里、松山の東野あたりから見る景色である。何かの話から「父さんの好みは、と人に聞かれたら、遠山の句をいつて、これが父の好みですといひなさい」と話したことがある。
『虚子一日一句』(星野立子編)
昭和49年(1974年)4月、松村光起建立。
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