このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


唐崎の松ハ花よ里王保路にて

杵築市山香町大字立石の国道10号沿いに立石小学校がある。


立石小学校北側の河野氏宅に芭蕉の句碑があるというので、訪ねてみた。

河野氏宅の庭に朧塚があった。


唐崎の松ハ花よ里王保路にて

出典は 『野ざらし紀行』

湖水の眺望」と前書きがある。

貞亨2年(1685年)、芭蕉42歳の句。

『雑談集』 には「大津 尚白 亭にて」とある。

 朧塚はもと豊後日出藩立石を分封した、木下家の屋敷に建っていた。碑は二代の時で元文年間と推定される。明治末年に屋敷が人手に渡った際、河野家で朧塚を求め自宅庭に移転したのである。

『九州の芭蕉塚』

元文年間(1736〜1741)の建立とすれば大変古いものである。

 寛保3年(1743年)の芭蕉五十回忌以前に建てられた芭蕉の句碑はわずかである。

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