このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
一聲は江に横たふやほとゝきす
真岡市東郷に
大前神社
(HP)がある。
大前神社は
延喜式内社
。
「延喜式神名帳」に「東山道 下野國 都賀郡 三座並小 大前神社」とある。
平将門
も勝利を祈願しているそうだ。
大前神社拝殿
天正5年(1577年)、本殿再建。
元禄元年(1688年)、拝殿再建。
栃木県指定有形文化財である。
御祭神は大己貴
(おおなむち)
神。
拝殿向かいの植え込みに芭蕉の句碑があった。
一聲は江に横たふやほとゝきす
出典は「宮崎荊口宛書簡」。
元禄6年(1693年)、
杉風
、
曾良
の勧めに応じて「水辺のほととぎす」を詠んだ句。
頃日はほととぎす盛りに鳴きわたりて人々吟詠、草扉におとづれはべりしも、蜀君の何某も旅にて無常をとげたるとこそ申し伝へたれば、なほ亡人が旅懐、草庵にしてうせたることも、ひとしほ悲しみのたよりとなれば、ほととぎすの句も考案すまじき覚悟に候ところ、愁情なぐさめばやと、杉風・曾良、「水辺のほととぎす」とて更にすすむるにまかせて、ふと存じ寄り候句、
ほととぎす声や横たふ水の上
と申し候に、また同じ心にて、
一声の江に横たふやほととぎす
宮崎荊口宛書簡(元禄6年4月29日)
明治3年(1870年)10月、五月女菅湖建立。
摂社の大前恵比寿神社には日本一えびす様がある。
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