このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


口切にさかひの庭のなつかしき

堺市堺区南半町東に臨江寺という寺がある。


龍興山臨江寺


臨済宗大徳寺派 の寺である。

臨江寺に芭蕉の句碑があった。


口切にさかひの庭のなつかしき

出典は 俳諧深川集』

 元禄5年(1692年)10月、江戸深川の支梁亭で「口切茶事」に招かれた折の歌仙の発句。

   支梁亭口切

口切に境の庭そなつかしき
  芭蕉

笋見たき藪のはつ霜
   支梁

山雀の笠に逢ふへき草もなし
   嵐蘭

秋の野馬のさまさまの形り
   利合

旅人の咄しに月の明わたり
    洒堂

大戸をあけに出つる裸身
    岱水

水鷄のたま子の數を産そろへ
   桐奚

あらたに橋をふみそむる也
   也竹

「口切」とは、茶壺に詰めた新茶の壺の封を切ること。

文政4年(1821年)、建立。

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