このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


五月雨を集めて早し最上川

山形自動車道に山形蔵王PA(上り)がある。


山形蔵王PA(下り)に芭蕉の句碑があった。


五月雨を集めて早し最上川

これが山形県を代表する芭蕉の句ということなのだろう。

また、色紙を句碑にしたと思われるものが3つある。


雲の峰幾つ崩て月の山
語られぬ湯殿にぬらす袂かな



涼しさやほの三か月の羽黒山
暑き日を海にいれたり最上川



あつみ山や吹浦かけて夕涼み
象潟や雨に西施がねぶの花

どのような取り合わせなのか、よく分からない。

 元禄2年(1689年)6月3日(陽暦7月20日)、芭蕉は羽黒権現に詣で、8日に月山頂上まで登り、9日に 湯殿山神社 に詣でた。

 惣て、此山の微細、行者の法式として他言する事を禁ず。仍て筆をとヾめて記さず。坊に帰れば、阿闍梨の需に依て、三山巡礼の句々短冊に書。

雲の峰幾つ崩て月の山
語られぬ湯殿にぬらす袂かな
涼しさやほの三か月の羽黒山

 6月10日(陽暦7月27日)、羽黒を立ち、鶴岡の城下へ。13日、川舟に乗って、酒田の港に下る。

 羽黒を立て、鶴が岡の城下、長山氏重行と云物のふの家にむかへられて、俳諧一巻有。左吉も共に送りぬ。川舟に乗て、酒田の港に下る。淵庵不玉と云医師の許を宿とす。

あつみ山や吹浦かけて夕涼み
暑き日を海にいれたり最上川

6月15日、象潟へ。

 江の縦横一里ばかり、俤松島にかよひて、又異なり。松島は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし。寂しさに悲しみをくはえて、地勢魂をなやますに似たり。

象潟や雨に西施がねぶの花

まだ 象潟 に行ったことがない。今年の夏には是非行ってみたい。

山形蔵王PAは 山寺 に近いのに、「閑さや岩にしみ入蝉の声」の句が無い。

山形蔵王 下り のPAにあるのだった。

小野川温泉 へ。

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