このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
秋布可起隣ハ何乎寸流人そ
相模原市下九沢に八坂神社がある。
下九沢八坂神社
平成13年(2001年)12月24日、現在地に遷座。
社殿の右手に芭蕉の句碑があった。
秋布可起隣ハ何乎寸流人そ
(あきふかきとなりはなにをするひとそ)
出典は
『笈日記』
(難波部)。
「
明日の夜は芝柏が方にまねきおもふよしにて、ほつ句つかはし申されし。
」とある。
元禄7年(1694年)9月28日に詠まれた句。
『陸奥鵆』
に「大坂芝柏興行」と前書きがある。
29日、芭蕉は病に臥す。
芝柏は堺の商人根来芝柏。大坂の芝柏亭で歌仙が催される予定であったが、芭蕉は病で参加できず発句だけを届けた。
文化7年(1810年)、西孤建立。
背面に西孤の句が刻まれている。
ものうきも是におさまれ虫の声
西孤は初号青湖、
五柏園丈水
の門人。姓は安西氏。
文化7年(1810年)、西孤死去。
ゆくゆくは雨とならふか秋の風
西孤の句
三月もよほとたちけり赤椿
『遠ほととぎす』
芭蕉の句碑
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