このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
「はせを」の句碑
こゝろみに浮世そゝかん苔清水
大野市篠座に
篠座
(しのくら)
神社
がある。
篠座神社
御祭神は大己貴大神
(おおなむちのおおかみ)
。
養老元年(717年)、創建。
延喜式内社
である。
社殿の右手奥に「はせを翁」の句碑があった。
こゝろみに浮世そゝかん苔清水
出典は
不詳
。
『野ざらし紀行』
に「
露とくとく心みに浮世すゝがばや
」の句がある。
碑陰に「
後学 風望坊敬写 文化辛未皐月日萬株園社中建之
」とあるようだ。
文化8年(1811年)5月、萬株園社中建立。
大野市で最も古い「芭蕉」の碑である。
明治13年(1880年)4月20日、佐々木弘綱・信綱親子が篠座神社を訪れ歌を詠んでいるそうだ。
篠座やしのにみたれて幣袋とりあへぬまで散さくらかな
佐々木弘綱
春風はさくらが枝にふきたえてしづかに花のにほひぬるかな
佐々木信綱
信綱
8才の時である。
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