このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
けふはかり人もとしよれ初しぐれ
前橋市総社町総社に総社資料館がある。
総社資料館に芭蕉の句碑があった。
けふはかり人もとしよれ初しぐれ
出典は
『續猿蓑』
(沾圃編)。
元禄5年(1692年)10月3日、赤坂彦根藩邸中屋敷で開かれた五吟歌仙の発句。
『はせをつか』
(楓幻亜編)に「
時雨冢 同総社光巌寺 分尾ゝ
」とある。
かつて前橋市総社町光巌寺境内の古墳上に建っていたが、終戦直後故意にこわされ無惨なかけらが、今では二宮金次郎の身代りみたいに小学校の窓下に移されている。青石の材で河原島分尾の書らしい立派な文字も、訪う人もなく校庭の砂ほこりにまみれたまま。宝暦、明和以降この町を中心に栄えたはいかいの末路としては余りにも寂しい。句は元禄五年の「韻塞」にある。
『上毛芭蕉塚』(本多夏彦著)
平成18年(2005年)の総社小学校移転に伴い、芭蕉の句碑は総社資料館に移された。
句碑にも歴史がある。
芭蕉の句碑
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