このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

「芭蕉句碑」


来てミれは獅子ニ牡丹の住居

大垣の市街を水門川が流れる。


高橋から見る水門川


住吉橋が見える。

高橋の欄干に「芭蕉」と 木因 の句がパネルに刻まれていた。



木因の句
  
芭蕉の句

  

矢張召せ此処ハ伊吹の吹すかし
  
来てミれは獅子ニ牡丹の住居哉

出典は『谷木因家文書』。年次不詳の句である。

一とせ(元禄元年四月なりと伝ふ)芭蕉、行脚の砌訪ひ来りしを、

   矢張召せ此処は伊吹の吹すかし

とて之を迎へしに、芭蕉

   来てみれば獅子に牡丹の住居哉      翁

と返して、風雅の道に長く留まりたりと云ふ

『大垣市史』(谷木因)

高橋の下流に常夜燈があった。


船町中組常夜燈

元禄年間(1688−1704)に船町中組総代の谷九太夫(木因)が、舟運の安全を祈願して建立したと伝えられ、以後何度も改築されましたが、その都度形式は踏襲され、現在に至っています。

この常夜燈は、明治20年(1887年)に再建されたもので、もとは檜皮葺きの明神造りでしたが、現在は銅板葺きになっています。

大垣市教育委員会

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