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蕉 門
谷木因
| 能程に積かはれよみのゝ雪
| 木因
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| 冬のつれとて風も跡から
| はせを |
| 雪薄し白魚しろき事一寸 | 芭蕉翁 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 白うをに身を驚な若翁 | 木因 |
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| 木因何某隠居をとふ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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隠家や菊と月とに田三反
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| 秋の暮行先々ハ苫屋哉 | 木因 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 萩にねようか荻にねようか | はせを | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 霧晴ぬ暫ク岸に立給へ |
如行
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| 蛤のふたみへ別行秋そ | 愚句 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 先如レ此に候以上 はせを |
| 竹 木因亭 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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降ずとも竹植る日は蓑と笠
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| 是は五月の節をいへるにや、いと珍し。 |
| 大垣 | |
| 途中から鳴出す空や郭公 | 木因 |
| 麥の穂つらのやまはむら雨 | 支考 |
| 撰集の沙汰有てしはらく白櫻下
に足をとゝめ侍るに | |
| 名古屋の人々に招れてほし崎呼つきの濱一見して | |
| 鳴海
知足亭
に遊ふ | |
| 火燵から友よひつきの濱近し | 涼菟 |
| 美濃 大垣 | |||||
| 何かし魯九のぬしことし風雅の嶋めくりして | |||||
| 西海より歸りにその嶋ふりをかたる五文字 | |||||
| の横にハらはふ島あり或ハ一句二十文字に | |||||
| あまりてぬらり姿ハ彼せい高と聞へし | |||||
| 嶋ふりなとハしハしにハ異端の風躰も殘 | |||||
| しとなん十か八つの嶋ハ正風の行き渡て | |||||
| なと一夜かたりて草室の月にうそふく陀 | |||||
| 袋の風流に箱崎の松の葉をひろひとりしを | |||||
| 我白櫻下の家つとにのこすしらす遠津國 | |||||
| の名物を此里の雪に詠むハ是こそ風雅の | |||||
| 活たるならめと花ほうるみとりなといふ菓子 | |||||
| をうちあけてかの二葉をのせけふの初 | |||||
| 雪をつもらせこゝろさしの風流を | |||||
| おきなふ | |||||
| 箱崎の松に雪見んすゝり蓋 | 谷九太夫 | 木因
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| 宝永庚寅冬日 | 白桜下木因書 |
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