このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
百年の気色を庭の落葉かな
香取市小見の県道55号佐原山田線沿いに徳星寺という寺がある。
徳星寺楼門
天台宗
の寺である。
参道の奥右手に芭蕉の句碑があった。
百年の気色を庭の落葉かな
出典は「真蹟画賛」。
元禄4年(1691年)10月、彦根市平田の浄土宗
光明遍照寺
で詠まれた句。
『韻塞』
(李由・許六共編)に収録されている。
明治26年(1893年)3月、祖翁の二百回忌に建立。
参道から見て芭蕉の句が裏になっている。
富光山大乗聖院徳星寺
本尊は阿弥陀如来。
山田町指定文化財
徳 星 寺 本 殿
十六羅漢像(同寺院内)
徳星寺は天平年中現在の田部字玄道に僧
行基
により創建され、後代小見富光(現在の吉野)に移転、更に北朝の貞治年中に今の小見城跡大屋敷に移された。従前の堂宇は、元禄8年(1695年)の改築で、間口約20メートル、奥行約18メートルの草葺屋根であったものを、昭和36年亜鉛葺に替え、奥行も約13メートルに縮小されたが、過去の密教道場としての構造風格が十分うかがえる。
また、十六羅漢像は、中国の絵師周丹が描いた古画16幅で、江戸期元禄年間に狩野永真が、徳星寺に滞在中、同画像をつぶさに鑑賞し大いに感嘆し真筆に疑い無き旨の鑑定書2通が残されている。
山田町教育委員会
平成18年(2006年)3月27日、山田町は佐原市、小見川町、栗源町と共に合併して香取市となった。
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