このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
雨をりをり思ふことなき早苗哉
遠野市東舘町に南部公園がある。
南部公園は鍋倉城跡である。
鍋倉城は遠野南部氏12,500石の居城。
南部公園に南部神社がある。
南部神社の鳥居
石段の右手に芭蕉の句碑があった。
雨をりをり思ふことなき早苗哉
出典は『木曾の谿』(岱水編)。
「
岱水亭影待に
」と前書きがある。
岱水
は江戸深川の芭蕉庵の近くに住み、芭蕉と親交の厚かった門人。
「影待」は「日待ち」に同じ。前夜から潔斎して翌朝の日の出を拝むこと。
『蕉翁句集』
(土芳編)は「貞享四卯ノとし」とする。
安政3年(1856年)、遠野の俳人佐々木蘆川と杉岡一二の主唱により遠野俳壇「雨おりおり会」によって遠野市松崎町の白幡神社境内に建立されたものだそうだ。
南部神社拝殿
祭神は遠野南部氏の祖南部実長公から八代政光までの八柱。
三の丸跡に展望台があるそうだが、折からの雪で展望はきかない。
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