このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

牧水ゆかりの地

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湯桧曽温泉

 大正7年(1918年)11月13日、若山牧水は馬車に乗って水上にやって来た。


藤屋 に投宿、滞在3日。牧水は水上から湯桧曽まで行く。

 沼田から次第に奥に入って、矢張り越後境の清水越の根に当っている湯檜曾(ゆびそ)というのまで辿り着いた。


牧水は湯桧曽から更に藤原郷に行こうとしたが、途中で引き返した。

 そして其処から更らに藤原郷というのへ入り込むつもりであったのだが、時季が少し遅れて、もうその辺にも斑に雪が来ており、奥の方には真白妙に輝いた山の並んでいるのを見ると、流石に心細くなって湯檜曾から引返した事があった。


 県道63号水上片品線は11月10日から湯の小屋温泉より先が冬期通行止め。

牧水が途中で引き返したのも無理はない。

「真白妙に輝いた山」は谷川岳だろう。



雪は斑だが、もうすぐ「真白妙に」輝く。

牧水は湯桧曽から山路を越えて 谷川温泉 へ。

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