このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
昔の旅日記
野反湖
〜沢渡温泉共同浴場〜
5月6日(日)連休の最終日。帰りの渋滞を心配しながら、出かけた。
関越自動車道高崎ICから県道27号高崎駒形線で国道406号に入り、烏川に沿って、榛名山の麓を行く。
須賀尾峠を越えると、季節ごとに眺めが違う。
気持ちがいい新緑だ。
草津は霞んでよく見えない。
国道145号に入り、吾妻線に沿って、草津方面へ。
吾妻線の長野原草津口を過ぎると、浅間酒造酒蔵がある。浅間酒造観光センターは長野原町のバイパス沿いにある。
長野原草津口に戻り、白砂川に沿って、国道292号を行く。
白砂川というが、川原は赤茶けている。
道の駅「六合」を過ぎて、国道406号に入り、野反湖に向かう。
花敷温泉を過ぎると、山道になる。
野反湖
水面標高1,514m。まだ冬景色。それでも以外に人は多い。
初夏にはレンゲツツジ、ノゾリキスゲが咲き乱れる。その頃には乗用車300台が入れる駐車場もいっぱいになることだろう。野反湖行バスは夏休み期間のみ運行。
キャンプ場がある。ボートがない。水温が低いので、ボートが転覆したら大変なのだそうだ。だから、遊泳禁止。
舞茸うどんを食べたが、あまり美味しくなかった。仕方がないだろう。
昭和42年(1967年)、
水原秋桜子
は野反湖を訪れている。
野反湖 三句
湖の霧吹きあげ来るや梅雨花野
霧に飛ぶ便追
(びんずい)
迅し梅雨花野
野あやめに来るむらさきも梅雨の蝶
『殉教』
1時近くなったので、花敷温泉
「関晴館本館」
に行く。
牧水の歌碑がある。
ひと夜寝てわが立ち出づる山かげのいで湯の村に雪降りにけり。
大正11年(1922年)10月19日、若山牧水は関晴館に泊まった。
未明に起き、洋燈の下で朝食をとり、まだ足もとのうす暗いうちに其処を立ち出でた。驚いたのは、その足もとに斑に雪の落ちていることであった。
「関晴館本館」に誰もいない。お客ではなく、宿の人がいないのである。勝手にお風呂を覗くと、1時から入れるはずなのに、まだお湯が張ってない。
あきらめて、湯の平温泉「松泉閣」に行く。
白砂川沿いに露天風呂がある。
国道から丸見え。
湯の平温泉 二句
ひぐらしにつゞく朝禽梅雨明けむ
勾玉に似て見おろせる淵涼し
『殉教』
日帰り入浴は1時まで。今日は日が悪い。
応徳
(おうどく)
温泉というのがあるというが、どこだろうと思っていると、いつも立ち寄る道の駅「六合」に村営の応徳温泉「六合山荘」があった。入浴料500円。公共施設は利用しないことにしている。
暮坂峠を越えて、
沢渡温泉
に行く。
帰りの渋滞は無かった。渋滞は5月4日(金)5日(土)ということだった。
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